6月18日の米国市場で注目された大きく動いた銘柄

6月18日(水)の米国株式市場は、連邦準備制度理事会(FRB)が金利を据え置き、2025年末までに2回の利下げを見込むとの予測を発表したことを受けて、主要株価指数はまちまちの展開となりました。
以下は、18日に注目され、株価が大きく動いた銘柄とその詳細です。

サークル・インターネット・グループ (CRCL)

株価変動: +32.16%
詳細: サークルは、米ドルに連動するステーブルコイン「USDC」を発行する企業で、ブロックチェーンを活用した金融サービスを提供しています。米上院でステーブルコイン規制法案「Genius Act」が可決されたことを受けて、法的整備への期待が高まり、株価は急騰しました。
*関連記事「サークル・インターネット株が急騰、米上院がステーブルコイン規制法「Genius Act」を可決

GMS(GMS)

株価変動: +10.61%
詳細: GMSは建設業界向けに石膏ボードや天井材などの建築資材を供給する大手ディストリビューターです。第4四半期の調整後利益が市場予想を上回ったことが好感され、株価は上昇しました。売上高は減少しましたが、堅調な利益確保が評価されています。

マーベル・テクノロジー(MRVL)

株価変動: +7.09%
詳細: マーベル・テクノロジーはデータインフラ向けの半導体ソリューションを提供する大手企業です。同社はカスタムAIチップ市場の成長見通しを上方修正し、2028年の市場規模を550億ドルと予測。AI需要拡大への期待から株価は上昇しました。
*関連記事「マーベル・テクノロジー株が急騰!AIチップ市場550億ドルの衝撃

コーン・フェリー(KFY)

株価変動: +6.46%
詳細: コーン・フェリーは人材紹介や組織コンサルティングを手掛けるグローバル企業です。第4四半期の調整後1株利益が市場予想を上回り、売上高も堅調だったことから、株価は上昇しました。

サンラン(RUN)

株価変動: +6.06%
詳細: サンランは住宅用太陽光発電システムの提供を行う米国大手の再生可能エネルギー企業です。前日の40%急落から反発し上昇しました。共和党による再エネ税控除廃止案が市場に衝撃を与えた中でも、リバウンドの動きが見られました。

データドッグ(DDOG)

株価変動: +4.17%
詳細: クラウドセキュリティとモニタリングを手がけるデータドッグがDASHカンファレンスでAI製品を発表。バンク・オブ・アメリカは株価目標を150ドルに引き上げ、買い評価を継続しました。
*関連記事「データドッグ株が急伸、AI需要を背景にバンク・オブ・アメリカが目標株価を引き上げ

ニューコア(NUE)

株価変動: +3.26%
詳細: ニューコアは米国最大の鉄鋼メーカーで、主に建設や自動車産業向けに製品を供給しています。第2四半期の利益予想がアナリスト予想を上回ったことで、株価は上昇しました。

テスラ(TSLA)

株価変動: +1.82%
詳細: テスラは電気自動車(EV)と再生可能エネルギー製品を手掛ける世界的リーダーです。今週末に予定されているロボタクシー発表への期待から株価は1.8%上昇しましたが、直近の販売不振も投資家心理に影響を与えています。

スチール・ダイナミクス(STLD)

株価変動: -2.29%
詳細: スチール・ダイナミクスは米国内で鉄鋼製品を製造・販売する主要企業です。第2四半期の利益予想が市場予想を大幅に下回ったことが嫌気され、株価は下落しました。

ゾエティス(ZTS)

株価変動: -4.09%
詳細: ゾエティスは動物用医薬品の世界的メーカーで、家畜やペット向けの医薬品やワクチンを提供しています。競争激化への懸念から、シュティフェルにより「買い」から「ホールド」へ格下げされ、株価は下落しました。


*過去記事 株価変動

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