6月3日の米国市場で注目された大きく動いた銘柄

6月3日(火)の米国株式市場は上昇基調で取引を終え、特にナスダック総合指数は年初来高値を記録しました。米中貿易交渉の不透明感が残る中でも、AI関連銘柄を中心に市場は強気の姿勢を維持しています。
以下は、3日に注目され、株価が大きく動いた銘柄とその詳細です。

ムーンレイク・イミュノセラピューティクス (MLTX)

株価変動: +17.95%
詳細: スイスを拠点とするバイオテクノロジー企業。Merckによる30億ドル超の買収提案が報じられ、株価が急伸。皮膚疾患などの自己免疫疾患治療薬の開発を手がけています。

ファーガソン・エンタープライズ (FERG)

株価変動: +17.23%
詳細: 配管・暖房設備の大手ディストリビューター。第3四半期の売上高が76.2億ドルとなり、アナリスト予想を上回ったことから株価が急騰。通期の業績見通しも上方修正され、投資家の期待を集めました。

ダラー・ゼネラル (DG)

株価変動: +15.85%
詳細: 全米に展開するディスカウントストアチェーン。第1四半期の好決算と、既存店売上成長率の上方修正が投資家心理を押し上げました。

クレド・テクノロジー (CRDO)

株価変動: +14.80%
詳細: データセンター向けの高速通信ソリューションを提供する半導体企業。第4四半期業績が予想を上回り、2025年第1四半期の売上高ガイダンスも市場予想を大きく上回りました。
*関連記事「クレド・テクノロジー、決算好調で18%高 AI特需が追い風に

ナビタス・セミコンダクター (NVTS)

株価変動: +7.61%
詳細: 次世代電源半導体の開発企業。フランスのBrightLoopとの提携や、エヌビディアとの800V HVDCアーキテクチャ協業が好感され、株価が大きく上昇しました。
*関連記事「ナビタス・セミコンダクター株が急騰、エヌビディアとの提携で年初来225%上昇

エヌビディア (NVDA)

株価変動: +2.80%
詳細: AI向けGPUの世界的リーダー企業。ジェフリーズによる格上げと、ブラックウェル・チップの売上期待から、粗利益率の大幅な改善が見込まれ、マイクロソフトを抜いて時価総額トップに。
*関連記事「エヌビディアが米国時価総額トップに返り咲き、時価総額3.45兆ドルを突破

TSMC (TSM)

株価変動: +1.42%
詳細: 世界最大の半導体受託製造(ファウンドリー)企業。AI需要の継続と、関税の影響が限定的であるとのCEO発言により、投資家の安心感が広がりました。
*関連記事「TSMCの魏CEOが語る:関税の影響、AI半導体需要、そしてグローバル展開の課題とは

テスラ (TSLA)

株価変動: +0.46%
詳細: 電気自動車および再生可能エネルギー製品の開発・販売を行う企業。6月12日に完全自動運転のAIタクシーサービス発表を控えており、今後の展開に期待が集まっています。

NIO (NIO)

株価変動: +0.28%
詳細: 中国の新興電気自動車メーカー。第1四半期の赤字幅は予想より拡大しましたが、販売台数が前年比で約40%増加し、将来性が評価されました。

ヒムズ&ハーズ・ヘルス (HIMS)

株価変動: -3.59%
詳細: テレヘルスを提供するヘルステック企業。欧州のデジタル医療企業Zavaの買収を発表し、国際展開を加速させる方針ですが、発表後は利益確定売りにより株価が下落しました。


*過去記事 株価変動

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