ゴールドマン・サックスが推奨!2025年注目の有望株4選

  • 2025年6月3日
  • 2025年6月3日
  • BS余話

米大手投資銀行ゴールドマン・サックス(GS)は、自社の「Conviction List(確信リスト)」に新たな注目銘柄を追加しました。このリストは、同社のセクターアナリストが高く評価する企業を集めたもので、ポートフォリオ構築の参考として投資家に注目されています。2025年6月現在、新たに追加された4社はいずれも業界内での成長ポテンシャルが期待される企業です。

キャピタル・ワン:クレジットカード戦略で収益性向上へ

キャピタル・ワン・ファイナンシャル(COF)は、ディスカバー・ファイナンシャル・サービシズとの合併を完了したばかりです。この合併により、同社はVISAやMastercardの決済ネットワークに依存することなく、自社で取得したDiscoverネットワークにカードを移行できる可能性が出てきました。

これにより決済手数料収入の増加が見込まれ、利益率の向上が期待されています。また、トランプ大統領による金融業界への規制緩和の動きや、積極的な自社株買いも利益を押し上げる要因として注目されています。

ミッド・アメリカ・アパートメント・コミュニティーズ:サンベルトでの住宅需要が追い風

不動産投資信託(REIT)であるミッド・アメリカ・アパートメント・コミュニティーズ(MAA)は、テキサス、フロリダ、ノースカロライナなどのサンベルト地域に多くの住宅を保有しています。これらの地域では人口流入が続いており、賃貸住宅の需要が高まっています。

加えて、新規アパート建設のペースが鈍化していることにより、供給過多の懸念も緩和。賃料の上昇によって収益性がさらに高まると見込まれています。

ユニバーサル・ディスプレイ:OLED需要拡大で成長加速

ユニバーサル・ディスプレイ(OLED)は、スマートフォン、タブレット、テレビなどに使用される有機EL(OLED)ディスプレイの材料を提供する企業です。ディスプレイの高性能化ニーズの高まりとともに、OLED技術へのシフトが進んでおり、同社の業績にも好影響を与えています。

ゴールドマンのアナリストは、同社が今後もディスプレイ市場での重要プレイヤーとして高成長を続けると予測しています。

ワンストリーム:クラウド会計ソリューションの需要拡大

ワンストリーム(OS)は、財務管理や企業パフォーマンス管理(CPM)を支援するソフトウェアをクラウドベースで提供しています。企業の財務データをクラウドへ移行する動きが加速している中、同社のサービスに対するニーズも拡大しています。

今後、より多くの企業がリアルタイムな財務分析やデータ統合を求める中で、同社の成長余地は大きいといえます。

その他の「Conviction List」掲載企業にも注目

今回の4社のほかにも、ゴールドマン・サックスの「Conviction List」には以下のような有力企業が含まれています。

  • バンク・オブ・アメリカ(BAC)
  • フィリップ・モリス(PM)
  • ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)
  • ディア(DE)
  • GEベルノバ(GEV)
  • AT&T(T)
  • ウーバー・テクノロジーズ(UBER)

このリストは、設定された2023年から2025年までの2年間でS&P500指数の+44.1%をわずかに上回る+45.9%のリターンを記録しています。

投資家が注目すべき理由

ゴールドマン・サックスが選ぶ「Conviction List」は、単なるアナリストの評価ではなく、複数のファンダメンタルズを基に厳選された銘柄です。成長分野の潮流に乗る企業や構造的優位性を持つ企業が多く含まれており、中長期投資において有力な参考材料となります。

最新情報をチェックしよう!
>

幸せな生活作りのための米国株投資。
老後資産形成のための試行錯誤の日々を報告していきます。
皆様の参考になれば幸いです。

CTR IMG