6月2日の米国市場で注目された大きく動いた銘柄

6月2日(月)の米国株式市場は、米中貿易摩擦の再燃懸念にもかかわらず上昇して取引を終えました。
以下は、2日に注目され、株価が大きく動いた銘柄とその詳細です。

ブループリント・メディスンズ(BPMC)

株価変動: +26.09%
詳細: ブループリント・メディスンズは免疫疾患治療に特化したバイオ医薬品企業。フランスの大手製薬会社サノフィが最大95億ドルでの買収を発表し、株価が急騰しました。買収価格は1株129ドルに加えて、特定の開発・規制マイルストーン達成時に最大6ドルの上乗せがある条件付きです。

クリーブランド・クリフス(CLF)

株価変動: +23.16%
詳細: クリーブランド・クリフスはアメリカの鉄鋼メーカー。トランプ大統領が鉄鋼輸入関税を50%に引き上げると発表したことを受け、国内鉄鋼業界の強化期待から株価が大幅に上昇しました。
*関連記事「トランプ大統領が鉄鋼関税を50%に引き上げ、米国鉄鋼株が急騰

バイオンテック(BNTX)

株価変動: +18.05%
詳細: バイオンテックはドイツのバイオ医薬品企業で、新型コロナワクチンの共同開発で知られています。米国のブリストル・マイヤーズと提携し、がん治療薬の共同開発を進めることを発表。最大111億ドル規模の契約で、株価は大きく上昇しました。

ボーイング(BA)

株価変動: +2.00%
詳細: ボーイングは航空機および防衛関連の大手製造企業。バンク・オブ・アメリカが株価目標を260ドルへと引き上げ、「買い」評価としたことで、株価は上昇しました。

モデルナ(MRNA)

株価変動: +1.84%
詳細: モデルナはmRNA技術を活用したバイオテクノロジー企業。新型コロナワクチン「mNexspike」がFDAにより承認され、対象は高齢者および基礎疾患を持つ12歳以上。これを好感し、株価は1.8%上昇しました。

Xポン(XPEV)

株価変動: -0.26%
詳細: XPengは中国のEV(電気自動車)メーカー。5月の納車台数は前年比230%増の33,525台と急増しましたが、株価はわずかに下落。

NIO(NIO)

株価変動: -0.56%
詳細: NIOは中国の高級EVメーカー。5月の納車台数は前年比13%増の23,231台を記録したものの、市場反応は鈍く株価は下落しました。

テスラ(TSLA)

株価変動: -1.09%
詳細: テスラはアメリカのEV大手。5月のフランスでの販売台数が前年から67%減少し、欧州市場での需要懸念が広がりました。

リ・オート(LI)

株価変動: -1.83%
詳細: リ・オートは中国の新興EVメーカー。5月の納車台数は前年比17%増の40,856台でしたが、株価は1.8%の下落となりました。

ゼネラルモーターズ(GM)

株価変動: -3.87%
詳細: ゼネラルモーターズはアメリカの大手自動車メーカー。トランプ氏の「アメリカ国内生産重視」の発言がネガティブ材料となり、株価は大きく下落しました。

フォード(F)

株価変動: -3.85%
詳細: フォードはGMと並ぶ米国自動車大手。グローバル生産体制への批判が再燃し、株価は3.9%下落。

ファースト・ソーラー(FSLR)

株価変動: -5.33%
詳細: ファースト・ソーラーはアメリカの太陽光発電関連企業。再生可能エネルギー支援の縮小を受けて、株価は下落しました。

ドラフトキングス(DKNG)

株価変動: -5.99%
詳細: ドラフトキングスはオンラインスポーツベッティングを提供する米企業。イリノイ州の新たな税導入により、年間数千万ドル規模の負担が懸念され、株価は大幅安となりました。
*関連記事「ドラフトキングスとフラッターに打撃、イリノイ州の新課税がスポーツベッティング株を直撃

*過去記事 株価変動

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