5月29日の米国市場で注目された大きく動いた銘柄

5月29日(木)の米国株式市場は、注目の企業決算や通商関連のニュースを受けて上昇しました。
以下は、29日に注目され、株価が大きく動いた銘柄とその詳細です。

e.l.f. ビューティー (ELF)

株価変動: +23.58%
詳細: e.l.f. ビューティーは、価格帯を抑えた高品質コスメで人気の米国化粧品会社です。同社はモデルのHailey Bieberが設立したスキンケアブランド「Rhode」を10億ドルで買収すると発表し、株価は急騰しました。2025年第4四半期の決算は予想を上回ったものの、関税リスクにより2026年度のガイダンスは提示されませんでした。

シースリー・エーアイ (AI)

株価変動: +20.76%
詳細: シースリー・エーアイは、企業向けに人工知能ソフトウェアを提供する米国企業です。2025年第4四半期は赤字幅が予想を下回り、売上高は市場予想を上回る1億870万ドルとなりました。
*関連記事「シースリー・エーアイ株が急騰!予想超えの決算でAI関連銘柄に再注目

ヴィーバ ・システムズ (VEEV)

株価変動: +19.00%
詳細: ヴィーバ・システムズは、ライフサイエンス業界向けのクラウドベースソリューションを提供する企業です。第1四半期の利益が予想を上回り、第2四半期および通期のガイダンスも市場予想を上回りました。
*関連記事「ヴィーバ・システムズ、好決算とガイダンス引き上げで株価急騰

エヌビディア (NVDA)

株価変動: +3.25%
詳細: エヌビディアは、グラフィックス処理ユニット(GPU)とAI向け半導体で業界をリードする企業です。2025年第1四半期の業績は予想を上回り、売上高は69%増の441億ドル。第2四半期の見通しは中国向け輸出制限による影響を含んでいます。
*関連記事「エヌビディア、決算で中国リスクを克服し株価上昇 AI需要とブラックウェルが成長を牽引

アジレント・テクノロジーズ (A)

株価変動: +2.16%
詳細: アジレント・テクノロジーズは、分析機器やライフサイエンス関連製品を手がける企業です。第2四半期の決算が市場予想を上回り、通期の売上高ガイダンスも引き上げられました。

リ・オート (LI)

株価変動: +2.11%
詳細: リ・オートは、中国の新興電気自動車(EV)メーカーで、米国市場でも注目を集めています。第1四半期決算はアナリスト予想を上回りましたが、売上見通しはやや控えめでした。

テスラ (TSLA)

株価変動: +0.43%
詳細: テスラは、電気自動車およびクリーンエネルギー製品の世界的リーダーです。CEOのイーロン・マスクがトランプ政権とのコスト削減プロジェクトから撤退し、自社事業に専念する意向を示したことで株価が上昇しました。

シノプシス (SNPS)

株価変動: -1.61%
詳細: シノプシスは、半導体設計向けEDAツールの世界的プロバイダーです。米商務省から中国への技術供給停止を命じられたことを受け、第3四半期および通期のガイダンスを一時停止しました。

セールスフォース (CRM)

株価変動: -3.30%
詳細: セールスフォースは、クラウドベースの顧客関係管理(CRM)ソフトウェアの大手です。決算は良好でしたが、RBCキャピタルによる格下げと目標株価引き下げを受けて下落しました。
*関連記事「セールスフォース株が急落、決算は悪くないのになぜ?

ベスト・バイ (BBY)

株価変動: -7.27%
詳細: ベスト・バイは、家電製品を中心に展開する米国の大手小売チェーンです。関税リスクを理由に通期ガイダンスを下方修正。決算は利益が予想を上回った一方、売上はわずかに予想を下回りました。

HP (HPQ)

株価変動: -8.27%
詳細: HPは、個人向け・法人向けPCやプリンターを提供する老舗IT企業です。経済環境の変化によりコストと需要に圧力がかかり、通期の業績見通しを引き下げたことで株価が大幅安となりました。

センチネルワン (S)

株価変動: -11.59%
詳細: センチネルワンは、AI駆動のサイバーセキュリティソリューションを提供する企業です。第1四半期の業績は市場予想に一致しましたが、第2四半期のガイダンスが期待を下回ったことで株価は急落しました。


*過去記事 株価変動

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