スノーフレーク株が急騰、AI需要と堅調な業績が投資家心理を後押し

2025年5月22日、スノーフレーク(SNOW)の株価は前日の好決算発表を受けて急騰し、午前11時過ぎの段階で11.5%高の199.75ドルで取引されています。これは2024年2月28日以来の高値水準であり、市場における同社に対する成長期待の高さを反映しています。

強力な業績とポジティブなガイダンス

スノーフレークは、2026年度第1四半期において初めて四半期売上高が10億ドルを突破し、製品売上高も前年同期比26%増の9億9,680万ドルに達しました。さらに、同社は第2四半期および通期の売上高見通しをいずれも引き上げており、市場予想を上回るガイダンスを提示しています。
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このような好調な決算とガイダンスは、AI関連投資や新規ワークロードの採用による製品需要の拡大が背景にあります。トゥルイスト証券のアナリストであるジョエル・フィッシュバイン氏は、「中核ビジネスの勢いと新たなワークロードの採用により、FY26の好スタートを切った」と述べ、目標株価を210ドルから235ドルに引き上げました。

ソフトウェアセクターへの資金流入とSNOWの位置づけ

地政学リスクやトランプ前大統領による関税政策の影響が懸念される中で、ソフトウェア分野は相対的に安定した業績を維持しており、投資家にとっては「避難先」としての役割を果たしています。スノーフレークもその一角を占めており、CFOのマイク・スカルペリ氏は「現時点では関税や地政学的リスクの影響は見られない」と述べています。

アナリストの評価と株価の見通し

ファクトセットによると、カバレッジしている49人のアナリストのうち39人が「買い」、10人が「ホールド」の評価を付けており、平均目標株価は218.17ドルと現在の株価を上回っています。キャンター・フィッツジェラルドのアナリスト、トーマス・ブレイキー氏は、目標株価を183ドルから242ドルに引き上げ、「今後も業績上方修正の流れが続く可能性が高い」とコメントしています。

投資家への示唆

2025年に入ってからのスノーフレーク株の上昇率は27%に達しており、AIとクラウドを組み合わせたソリューションへの市場ニーズの高まりがその主因と考えられます。今後の注目ポイントとしては、AI機能のさらなる強化と、それによる新規顧客の獲得や既存顧客の拡張利用の進展が挙げられます。

*過去記事はこちら スノーフレーク SNOW

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