アファーム株が急騰!ワールドマーケットとの提携が投資家を惹きつける理由とは?

米フィンテック企業のアファーム・ホールディングス(AFRM)が、アメリカの大手専門小売チェーン「ワールドマーケット」との提携を発表し、株価が急騰しました。この提携により、ワールドマーケットの顧客はオンラインおよび全米246店舗でアファームの「今買って後で払う(BNPL)」ローンを利用できるようになりました。

ワールドマーケットの公式ウェブサイトでも、すでにこの新しい支払いオプションが大々的に告知されています。これを受け、アファームの株価は5月12日の米国市場で15.79%上昇し、53.74ドルまで回復しました。先週9日、同社の第4四半期売上高ガイダンスが市場予想を下回ったことで下落していた分をほぼ取り戻す形となりました。

リテール提携発表時に急騰するアファーム株

アファームの株価は、過去にも大手小売企業との提携発表時に大きく上昇する傾向があります。2021年には、アマゾン・ドット・コム(AMZN)との提携で、BNPLオプションを提供することが発表された際にも株価は急騰しました。

一方で、今年3月には、競合フィンテック企業のクラーナがウォルマート(WMT)の専属BNPLプロバイダーに選ばれたことで、アファームの株価は下落しています。このように、主要リテールとの契約状況が株価に大きな影響を与えることが分かります。

コア事業の成長とアナリストの強気評価

アファームは、2024年3月期において、金利0%のBNPLローンの取扱高が前年同期比44%増加したと報告しています。このコア製品の成長が、同社の業績を支えています。

さらに、ゴールドマン・サックスのアナリストもアファームに対して強気の姿勢を維持しており、今回のワールドマーケットとの提携発表を受けて目標株価を45ドルから58ドルに引き上げました。これにより、市場からの期待も高まっています。

今後のアファーム株に注目

アファームはBNPL市場において競争が激化する中でも、着実に新たな提携先を確保し続けています。今回のワールドマーケットとの連携は、顧客基盤の拡大とブランド認知度の向上に繋がると考えられます。特に、対面店舗での利用拡大は、今後の成長ドライバーとして注目されます。

引き続き、アファームの動向には目が離せません。

*過去記事はこちら アファーム AFRM

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