アップル、スマートグラスやAIサーバー向け次世代チップを開発中!?

ブルームバーグが5月8日に報じたところによると、アップル(AAPL)がスマートグラスやAIサーバー、次世代Macなどに向けた独自チップの開発を本格化させているとのことです。この記事では、ブルームバーグの報道内容をもとに、アップルの取り組みについて簡潔にご紹介します。

スマートグラス向けの低消費電力チップを開発中

ブルームバーグによれば、アップルはApple Watchに搭載されているチップをベースにした、より消費電力の少ないプロセッサをスマートグラス向けに設計しているとのことです。このチップは、複数のカメラを制御する能力を持ち、軽量で長時間使用できるデバイスを目指しているようです。

AR(拡張現実)技術を用いた本格的なスマートグラスの実現は依然として技術的課題が多いため、当面はメタ・プラットフォームズ(META)が展開するRay-Ban型の「非AR」スマートグラスに近い機能を提供するモデルを検討しているようです。

AIサーバー、Mac向けチップも多数開発中

同報道によると、アップルは次世代Mac向けに「M6」「M7」などの新チップを開発中で、さらに高性能なチップ「Sotra」も準備しているそうです。また、AI機能の処理を担うサーバー専用チップ「Baltra」の開発も進めており、これはブロードコム(AVGO)との協力で設計されていると報じられています。

AIサーバー向けチップは、現在のM3 Ultraよりも2倍〜8倍の処理能力を持つ可能性があり、アップルのAI戦略を下支えする重要な要素となりそうです。

AirPodsやApple WatchにもAI関連チップを展開へ

将来的には、AirPodsやApple Watchにカメラを搭載し、AIによる支援機能を追加することも計画されているようです。それぞれのチップには「Glennie」「Nevis」といったコードネームが付けられており、2027年をめどに製品化が検討されていると報じられています。

今後の注目点

記事ではさらに、非侵襲型の血糖測定センサーを備えたApple Watch向け技術の開発にも触れられており、アップルがウェアラブル分野を中心に、AIとセンサー技術を組み合わせた次世代デバイスに本腰を入れていることが分かります。

アップルによるこうした新技術の取り組みは、今後の株価や業績にも大きく影響を与える可能性があるため、投資家にとっても見逃せない動きです。

*過去記事はこちら アップル AAPL

最新情報をチェックしよう!
>

幸せな生活作りのための米国株投資。
老後資産形成のための試行錯誤の日々を報告していきます。
皆様の参考になれば幸いです。

CTR IMG