5月5日の米国市場で注目された大きく動いた銘柄

5月5日(月)の米国株式市場は下落。S&P500種株価指数とダウ工業株30種平均はともに9営業日連続の上昇が終了し、調整の動きを見せました。
以下は、5日に注目され、株価が大きく動いた銘柄とその詳細です。

スケッチャーズUSA (SKX)

株価変動: +24.35%
詳細: スケッチャーズUSAは、カジュアルシューズを展開する米国のフットウェアメーカーです。投資会社3Gキャピタルが1株63ドルで買収し、非上場化することが発表されました。この94.2億ドルの買収劇が好感され、株価は急騰しました。

ハワード・ヒューズ・ホールディングス (HHH)

株価変動: +2.86%
詳細: ハワード・ヒューズ・ホールディングスは、都市開発や商業不動産の管理を行う米国不動産企業です。著名投資家ビル・アックマン率いるPershing Squareが9億ドルを追加出資し、持株比率が46.9%にまで上昇したことが株価上昇の要因となりました。

マイクロソフト (MSFT)

株価変動: +0.20%
詳細: マイクロソフトは、クラウドプラットフォームAzureをはじめとする幅広いソフトウェアサービスを提供する米国テクノロジー企業です。クラウド部門の好調な決算が好感され、時価総額は3.24兆ドルに達してアップルを上回り、米国最大の企業となりました。

パラマウント・グローバル (PARA)

株価変動: -1.57%
詳細: パラマウント・グローバルは、映画制作やテレビ放送を手がける米国メディア企業です。海外映画への貿易障壁強化の可能性が懸念され、株価は他の同業メディア企業と同様に下落しました。
*関連記事「トランプ大統領が外国製映画に100%関税を提案、米メディア株が下落

ネットフリックス (NFLX)

株価変動: -1.94%
詳細: ネットフリックスは、動画配信サービスをグローバルに展開する米国企業です。トランプ大統領の関税発言により国際コンテンツ展開への懸念が高まり、エンタメ関連株の一角として売られました。

ワーナー・ブラザース・ディスカバリー (WBD)

株価変動: -1.99%
詳細: ワーナー・ブラザース・ディスカバリーは、映画・TV・ストリーミング配信を手がける米国メディア企業です。トランプ大統領による外国映画への100%関税方針が業界全体に与える懸念から、株価は下落しました。

アップル (AAPL)

株価変動: -3.15%
詳細: アップルは、iPhoneやMac、Apple Watchなどを展開する米国のIT大手です。四半期決算では利益は予想を上回ったものの、サービス収益の鈍化と中国市場の軟調さが嫌気され、株価は下落しました。

バークシャー・ハサウェイ (BRK.B)

株価変動: -5.12%
詳細: バークシャー・ハサウェイは、多様な事業を持つ米国の投資持株会社です。ウォーレン・バフェット氏が年内でCEOを退任し、後継者にグレッグ・アベル氏を指名したことや、第1四半期の営業利益が14%減少したことが株価下落の引き金となりました。
*関連記事「バフェット氏、バークシャー・ハサウェイCEOを年末で退任 後任はアベル氏

タイソン・フーズ (TSN)

株価変動: -7.75%
詳細: タイソン・フーズは、米国最大級の食肉加工業者で、牛肉や鶏肉などを提供しています。第2四半期決算では利益が予想を上回った一方で、売上が市場予想を下回り、通期見通しも慎重だったことから株価が下落しました。

オン・セミコンダクター (ON)

株価変動: -8.35%
詳細: オン・セミコンダクターは、自動車・産業機器向けに半導体を提供する米国の半導体メーカーです。第1四半期決算で利益と売上は予想を上回ったものの、業界全体の需要減速と保守的な見通しが嫌気され、大幅に売られました。
*関連記事「オン・セミコンダクター株が急落!好決算でも嫌われた理由とは?


*過去記事 株価変動

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