デックスコムが好決算で株価急騰、連続血糖モニタリング需要の拡大が追い風に

連続血糖モニタリング(CGM)システムの開発・販売を行うデックスコム(DXCM)が、2025年第1四半期決算で市場予想を上回る結果を発表しました。売上高は10億4,000万ドルに達し、アナリスト予想の10億2,000万ドルを上回りました。これは報告ベースで前年比12%、オーガニックベース(為替変動や買収・売却などの一時的な要因を除いた、既存事業による純粋な成長率)では14%の成長となっています。

株価は16%急騰

決算発表を受け、デックスコムの株価は5月2日の米国市場で一時16%上昇し、81.42ドルに達しました。これは2022年10月28日以来最大の一日での上昇率です。

米国内外での売上が堅調に推移

地域別では、米国内の売上高が前年比15%増、国際市場でも報告ベースで7%、オーガニックベースでは12%の成長を記録しました。特に米国市場では、国内の主要薬剤給付管理業者(PBM)のうち2社が、デックスコムのCGM製品を保険適用対象としたことが成長の追い風となりました。

新製品「G7 15 Day」がFDAの承認を取得

第1四半期終了直後に、同社は「Dexcom G7 15 Day」が米食品医薬品局(FDA)から承認を受けたと発表しました。この新型CGMは2025年後半に市場投入が予定されています。これにより、同社の製品ポートフォリオはさらに強化される見通しです。

粗利益率見通しを引き下げ、新たな自社株買いプログラムも発表

一方で、デックスコムは2025年の調整後粗利益率の見通しを引き下げました。これは、短期的な供給体制の変化や在庫調整に伴う追加コストを要因としています。ただし、同時に7億5,000万ドル規模の新たな自社株買いプログラムを発表し、株主還元にも積極的な姿勢を示しています。

今後は、新製品の市場投入とともに、グローバルでのアクセス拡大を推進する方針を明らかにしており、デックスコムの成長戦略に注目が集まります。

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