3月26日の米国市場で注目された大きく動いた銘柄

3月26日(水)の米国株式市場は、主要3指数がそろって下落し、3日続伸の流れが一旦ストップしました。特にハイテク株の下落が相場を圧迫する展開となりました。
以下は、26日に注目され、株価が大きく動いた銘柄とその詳細です。

ワージントン・エンタープライズ (WOR)

株価変動: +23.76%
詳細: ワージントン・エンタープライズは、金属加工や産業部品の製造を手がける工業系企業です。2025年第3四半期の調整後1株利益が90セントと、アナリスト予想の70セントを大きく上回り、売上高も3億450万ドルと予想を超過したことで株価は急騰しました。

プレイティカ (PLTK)

株価変動: +20.45%
詳細: プレイティカはモバイルゲーム開発を手がけるイスラエル拠点のテクノロジー企業です。BofA証券が同社の投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価も6.5ドルへ上方修正したことが投資家心理を後押しし、株価は大きく上昇しました。

ゲームストップ (GME)

株価変動: +11.65%
詳細: ゲームストップは、ゲームソフトやコンソールの小売を行う企業で、近年はデジタル分野や暗号資産への事業転換を模索しています。取締役会がビットコイン購入を承認したことが好感され、株価が急騰。第4四半期の1株利益は29セントと前年を上回りました。

シンタス (CTAS)

株価変動: +5.82%
詳細: シンタスは、企業向けに制服、マット、清掃用品、トイレ用品、安全対策製品などを提供するBtoBサービス企業です。第3四半期決算が市場予想を上回り、通期見通しも上方修正されたことで株価が上昇しました。

ペイチェックス (PAYX)

株価変動: +4.20%
詳細: ペイチェックスは、中小企業向けに給与計算や人事ソリューションを提供する米国の大手アウトソーシング企業です。第3四半期の調整後利益が1株当たり1.49ドルと市場予想を上回り、売上高も前年比+5%の15.1億ドルとなったことが評価されました。

ダラー・ツリー (DLTR)

株価変動: +3.08%
詳細: ダラー・ツリーは米国の大手ディスカウント小売チェーンです。傘下のFamily Dollarを10億ドル超で売却することで合意したほか、第4四半期決算で1株利益2.29ドル、売上高50億ドルと良好な数値を記録しました。

ユナイテッド・パーセル・サービス (UPS)

株価変動: +0.96%
詳細: UPSは、世界最大級の宅配物流会社で、航空・陸上輸送を展開しています。前日に5.1%下落した反動で小幅反発。BofA証券は目標株価を129ドルに引き下げつつ、「買い」評価を維持しました。

チューイー (CHWY)

株価変動: -1.07%
詳細: チューイーは、ペット用品をオンラインで販売するEコマース企業です。第4四半期の調整後利益が28セントと市場予想 (21セント) を上回り、売上高も33億ドルに達しましたが、市場の反応は限定的でした。

ボーイング (BA)

株価変動: -2.21%
詳細: ボーイングは航空機の製造・販売を行う世界的な航空宇宙企業です。737 MAX型機の墜落事故に関する刑事裁判が6月に開始される見通しとなり、株価は下落しました。

テスラ (TSLA)

株価変動: -5.58%
詳細: テスラは電気自動車およびエネルギーソリューションの開発・販売を行う米国の大手EVメーカーです。欧州販売の落ち込みや、トランプ前大統領による自動車関税発言への懸念が影響し、株価が5日ぶりに下落しました。

エヌビディア (NVDA)

株価変動: -5.74%
詳細: エヌビディアはAIやゲーム用GPUの開発で知られる半導体メーカーです。中国当局が、米国の制裁回避用に設計されたH20チップの購入を国内テック企業に控えるよう促しているとの報道が嫌気され、大きく売られました。
*関連記事「エヌビディア株が急落!中国規制リスクと米中対立がもたらす影響とは?

バーティブ・ホールディングス (VRT)

株価変動: -10.88%
詳細: バーティブは、データセンター向け冷却・電源ソリューションを提供する企業で、AIインフラ需要を背景に成長を遂げてきました。しかし、バークレイズが目標株価を111ドルから100ドルに引き下げたことで、大幅下落となりました。


*過去記事 株価変動

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