2月26日の米国市場で注目された大きく動いた銘柄│米国株投資で幸せ作り

2月26日(水)の米国株式市場は、ドナルド・トランプ前大統領が欧州からの輸入品に対し 25％の関税 を課す可能性を示唆したことを受けてまちまちの展開となりました。
ナスダック総合株価指数と S&P500指数はプラスに転じたものの、多くの銘柄が下落する展開となりました。
以下は、26日に注目され、株価が大きく動いた銘柄とその詳細です。

ズームインフォ・テクノロジーズ (ZI)

株価変動: +23.08%
詳細: ビジネス・インテリジェンス企業のズームインフォ・テクノロジーズは、第4四半期の業績がアナリスト予想を上回り、最大5億ドルの自社株買いプログラムを発表しました。これを受け、株価は大きく上昇しました。

アクソン・エンタープライズ (AXON)

株価変動: +15.25%
詳細: テーザー銃および警察向けボディカメラを製造するアクソン・エンタープライズは、第4四半期の調整後利益が1株当たり2.08ドル（市場予想の1.40ドルを大幅に上回る）となり、売上高も予想を超えました。これにより、株価は15%上昇しました。
＊関連記事「アクソン・エンタープライズの株価急騰！好調な決算とAI活用で今後の成長に期待」

インテュイット (INTU)

株価変動: +12.58%
詳細: 税務申告ソフト「ターボタックス」や金融管理サービスを提供するインテュイットは、第2四半期の売上高が市場予想を上回り、株価が大きく上昇しました。第3四半期の調整後利益は市場予想を下回る見通しですが、売上高ガイダンスは堅調で、投資家の評価を受けています。

スーパー・マイクロ・コンピュータ (SMCI)

株価変動: +12.23%
詳細: AIサーバーを手掛けるスーパー・マイクロ・コンピュータは、遅延していた10-K（年次報告書）を提出し、投資家の信頼を回復しました。2024年度の営業報告では売上高が予備報告より0.3%増、純利益は4.6%減となりましたが、SECの財務報告義務を果たしたことで不透明感が払拭されました。ナスダックからも提出義務の遵守が確認され、株価は急騰しました。
＊関連記事「スーパーマイクロの株価急騰：決算提出で上場廃止の危機を回避」

ワークデイ (WDAY)

株価変動: +6.22%
詳細: 企業向け人材管理ソフトウェアを提供するワークデイは、第4四半期の業績が市場予想を超え、株価が6.22%上昇しました。2026年度のサブスクリプション収入は14%増の88億ドル、営業利益率は28%を見込んでいます。

ゼネラル・モーターズ (GM)

株価変動: +3.75%
詳細: 米国の大手自動車メーカーであるゼネラル・モーターズ（GM）は、四半期配当を12セント→15セントに増額し、さらに60億ドルの自社株買いを発表しました。これが好感され、株価は上昇しました。

エヌビディア (NVDA)

株価変動: +3.67%
詳細: AI・データセンター向けGPUを開発する半導体メーカーのエヌビディアは、第4四半期決算発表を控えて上昇しました。直近では25日に2.8%下落し、年初来5.7%の下落となっていましたが、決算への期待感から買い戻しが入りました。

ロウズ (LOW)

株価変動: +1.93%
詳細: 北米大手のホームセンターを展開するロウズは、第4四半期の調整後利益が1株当たり1.93ドル（市場予想の1.84ドルを上回る）となり、株価は上昇しました。通期の利益予想も市場コンセンサスを上回っています。

テスラ (TSLA)

株価変動: -3.96%
詳細: 電気自動車（EV）メーカーのテスラの株価は4日連続の下落となり、欧州および英国での新車登録台数の大幅減少が影響しました。12月17日の最高値約480ドルから40%近く下落しています。

アプラビン (APP)

株価変動: -12.22%
詳細: モバイル広告テクノロジー企業のアプラビンは、空売り筋による不正報告の指摘を受け、株価が12%下落しました。同社のアダム・フォロギCEOは、「根拠のない誤解を招く主張が株価を操作しようとしている」と反論しています。
＊関連記事「アプラビンの株価暴落、理由は？空売りレポートの衝撃と投資家の選択肢」

メープルベア (CART)

株価変動: -12.26%
詳細: オンライン食料品宅配サービスのInstacart（親会社メープルベア）は、第1四半期の調整後Ebitda予想が市場予想を下回る見通しとなり、株価が大きく下落しました。

ルシッド・グループ (LCID)

株価変動: -13.6%
詳細: 高級EVメーカーのルシッド・グループは、第4四半期の損失が予想より小さく、売上高も市場予想を上回りました。しかし、CEO交代（ピーター・ローリンソン → マーク・ウィンターホフ）が嫌気され、株価が急落。BofA証券がルシッドの格付けをアンダーパフォームに引き下げたことも売り圧力を強めました。