2月19日の米国市場で注目された大きく動いた銘柄

2月19日(水)の米国株式市場は、米連邦準備制度理事会(FRB)の直近の政策決定会合の議事録発表を受け、S&P500種株価指数が終値で過去最高値を更新しました。
以下は、19日に注目され、株価が大きく動いた銘柄とその詳細です。

アップル (AAPL)

株価変動: +0.16%
詳細: アップルは世界最大のテクノロジー企業の一つで、iPhone、Mac、iPad、Apple Watchなどの製品を展開しています。599ドルからの低価格モデル「iPhone 16e」を発表し、小幅ながら株価が上昇。UBSのアナリスト予想(500ドル)よりも高めの価格設定が影響し、市場の期待とズレが生じました。
*関連記事「アップルが新型iPhone 16eを発表!低価格モデルで市場拡大を狙う

エヌビディア (NVDA)

株価変動: -0.12%
詳細: エヌビディアは、AIチップ市場をリードする半導体メーカーで、特にデータセンター向けGPUに強みを持っています。トランプ大統領が半導体、自動車、医薬品に対して「25%程度の」輸入関税を課す可能性を示唆したことで、市場に懸念が広がり、株価は小幅に下落しました。

メタ・プラットフォームズ (META)

株価変動: -1.76%
詳細: メタは、Facebook、Instagram、WhatsAppを運営する世界最大級のSNS企業です。20日間連続の株価上昇が終わり、その後2日連続で下落。S&P500の平均PERが22.37倍の中、メタのPERは27.35倍と割高感があり、一部の投資家が利益確定に動いたと考えられます。
*関連記事「メタ・プラットフォームズの株価上昇は終わったのか?今後の見通しを解説

ロビンフッド・マーケッツ (HOOD)

株価変動: -2.0%
詳細: ロビンフッド・マーケッツは、個人投資家向けのオンライン証券取引プラットフォームを提供する企業です。第4四半期に10億1000万ドルの純収入を記録し、前年同期比115%増加。ユーザー数も2520万人と8%増加しましたが、市場予想との差異や利益確定売りにより株価は2%下落しました。

トール・ブラザーズ (TOL)

株価変動: -5.87%
詳細: トール・ブラザーズは、米国の高級住宅建設会社で、戸建て住宅やマンションの開発を手掛けています。2024年度第1四半期の売上高が18億6000万ドル(前年同期19億5000万ドル)となり、予想を下回りました。純利益も2億3960万ドルから1億7770万ドルに減少し、住宅市場の低迷が影響を与えました。

インテル (INTC)

株価変動: -6.1%
詳細: インテルは世界有数の半導体メーカーで、特にパソコンやデータセンター向けのプロセッサを開発しています。ブロードコムと台湾セミコンダクター(TSMC)がインテルの一部事業の買収を検討しているとの報道を受け、18日に16%急騰しましたが、その後利益確定売りに押され、6.1%下落しました。

アリスタ・ネットワークス (ANET)

株価変動: -6.43%
詳細: アリスタ・ネットワークスは、データセンター向けネットワーク機器を提供するクラウド・ネットワーキング企業です。第4四半期決算では年間売上高が20%増の70億ドルとなりましたが、メタへの売上貢献度が21%から15%に低下したことが投資家の懸念材料となり、株価は大きく下落しました。

ハワード・ヒューズ・ホールディングス (HHH)

株価変動: -8.85%
詳細: ハワード・ヒューズ・ホールディングスは、不動産開発を手掛ける企業で、全米各地で大規模な都市開発を行っています。投資家ビル・アックマン率いるパーシング・スクエア・ホールドコが1株90ドルで1000万株を取得する提案を発表し、18日には6.8%急騰。しかし、その後は調整が入り、8.9%の下落となりました。

エッツィー (ETSY)

株価変動: -10.05%
詳細: エッツィーは、ハンドメイドやヴィンテージ商品を扱うオンラインマーケットプレイスを運営する企業です。第4四半期の売上高が8億5220万ドルとなり、アナリスト予想の8億6180万ドルを下回ったため、株価が10%下落。経営陣は、商品総売上高の減少や小売市場の競争激化を要因として挙げています。

パランティア・テクノロジーズ (PLTR)

株価変動: -10.08%
詳細: パランティア・テクノロジーズは、政府機関や企業向けにデータ分析ソフトウェアを提供する企業です。CEOアレックス・カープが997万5000株を上限とする新たな売却計画を発表したことで、株価が10%急落。これは、2023年12月に発表した4890万株の売却計画を取り消したことに伴う動きです。株価急騰によるバリュエーションの高さが指摘されていただけに、売りのきっかけになったもようです。
*関連記事「パランティアCEO、12億ドル超の株売却を計画!投資家はどう見る?

バンブル (BMBL)

株価変動: -30.31%
詳細: バンブルは、女性主導のオンライン・デートアプリを提供する企業で、他のデートアプリとの差別化を図っています。2025年第1四半期の弱い業績ガイダンスを発表し、株価が30%急落。市場の期待を大きく下回る内容だったため、失望売りが膨らみました。


*過去記事 株価変動

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