スーパーマイクロの株価が急上昇 – 決算発表への期待が高まる

スーパー・マイクロ・コンピューター(SMCI)の株価が最近急上昇しており、投資家の間で大きな注目を集めています。人工知能(AI)サーバーを手掛ける同社は、迫り来る事業報告によって会計問題の明確化が期待されており、市場の期待感が株価を押し上げています。

4日連続の株価上昇 – S&P 500を上回る成長

スーパーマイクロの株価は、2月10日の米国市場午前10時過ぎの段階で7%上昇し、38.85ドルとなりました。同社の株価は4営業日連続で上昇しており、2月11日に予定されている第2四半期の決算発表を控え、さらなる上昇が続いています。仮にこのまま10日の取引を終えれば、2024年8月以来の最高値を更新する可能性があります。

決算発表に関する期待と不透明感

スーパーマイクロは、2月11日に決算発表を予定しているものの、その内容について具体的な言及はしていません。市場では、この報告により、6月30日に終了した2024年度の年次決算の提出時期について何らかの手がかりが得られるのではないかと期待されています。

同社は現在、ナスダックから2月25日までに財務書類を提出するよう求められており、期限を守れなければ上場廃止のリスクに直面することになります。こうした状況が、投資家の間で注目を集める要因となっています。

監査法人の変更と財務管理の問題

スーパーマイクロの元監査法人であるアーンスト・アンド・ヤングは、同社の財務報告管理に問題がある可能性を指摘し、2024年10月に辞任しました。しかし、同社の内部調査では不正の証拠は見つかっておらず、新たにBDOを監査法人として採用しています。

この監査法人の変更が、今後の業績報告や財務書類の提出スケジュールにどのような影響を与えるかについて、市場では慎重に見極める動きが続いています。

AIサーバー市場の成長とスーパーマイクロの展望

スーパーマイクロは、AIサーバー市場において重要な地位を占めており、特にエヌビディア(NVDA)のGPUを活用した高性能サーバーの需要拡大が同社の成長を支えています。AI関連のインフラ需要が引き続き高まる中、同社の事業展開には大きな期待が寄せられています。

一方で、財務管理の問題や監査法人の変更といった不透明な要素も残されており、2月11日の決算発表および2月25日までの財務書類提出の行方が、今後の株価に大きな影響を与える可能性があります。

まとめ

スーパーマイクロの株価は、最近の急上昇を受け、投資家の間で注目度が高まっています。特に、2月11日の決算発表により、財務問題に関する明確な見通しが示されるかどうかが焦点となっています。また、AIサーバー市場の成長が同社にとって追い風となる一方で、監査法人の変更やナスダックの要求にどのように対応するかが今後の鍵となります。

*過去記事はこちら  スーパー・マイクロ・コンピュータ SMCI

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