バロンズ厳選!2025年注目の米国株6選と最新の投資戦略

バロンズ(Barron’s)が抜粋・編集した投資および調査機関のアナリストレポートを基に、注目銘柄の最新情報をお届けします。このレポートは、各企業に関する専門家の見解を示していますが、バロンズ自体の推奨意見ではありません。以下に主な銘柄についてレポートの要点をまとめました。

ディア(DE)

ディアは、農業機械や建設機械を製造・販売する世界的なメーカーであり、「ジョンディア(John Deere)」ブランドで広く知られています。特に農業分野での強い市場シェアを持ち、世界中の農家にトラクターや収穫機などの機器を提供しています。

評価:ホールド(Hold
目標株価:510ドル(現株価:467.05ドル、2月4日時点)
発行元:ジェフリーズ

中国が米国製品に対する報復関税を発表しましたが、ディアの売上に与える影響は限定的と見られています。アジア、アフリカ、中東向けの売上は合計でわずか6%にとどまり、中国への輸出は1%程度と推定されています。農作物の輸出品目には追加関税が課されておらず、米国の農産物輸出市場として中国の重要性は依然として高いため、ディアの業績に大きな影響を及ぼすことはないと予想されています。

スポティファイ・テクノロジー(SPOT)

スポティファイは、世界最大級の音楽ストリーミングサービスを提供する企業で、数億人のユーザーを抱えています。サブスクリプション型のプレミアムサービスと広告収益モデルを組み合わせており、音楽業界におけるデジタル化を先導しています。

評価:買い(Outperform
目標株価:650ドル(現株価:未記載、2月4日時点)
発行元:レイモンド・ジェームズ

最新四半期業績は市場予想を上回り、第4四半期の「Wrapped」キャンペーンや新興市場での競争緩和が好影響を与えました。粗利益率も市場予想を大幅に上回る結果となり、今後もコスト抑制や新サービス(ビデオポッドキャスト、スーパープレミアム層)導入による成長が期待されています。

*過去記事「スポティファイ・テクノロジーの株価が急上昇、プレミアム会員数の伸びが市場予想を上回る

シェブロン(CVX)

シェブロンは、エネルギー業界の大手であり、石油・天然ガスの探査、採掘、精製、販売を手掛けています。世界中に拠点を持ち、米国を中心にエネルギー供給の重要な役割を担っています。

評価:ホールド(Hold
目標株価:160ドル(現株価:149.34ドル、2月4日時点)
発行元:トゥルイスト

同社の生産量は増加傾向にあるものの、資本支出の減少により、パーミアン盆地での成長は過去の四半期に比べて鈍化する可能性があります。5月には、国際仲裁裁判所がシェブロンによるヘスの買収を認めるかどうかが決定される予定であり、その結果が今後の事業展開に影響を与える可能性があります。

カミンズ(CMI)

カミンズは、ディーゼルおよび天然ガスエンジンの製造で知られる企業で、トラックや建設機械、発電機向けのエンジンを提供しています。環境対応技術にも注力し、電動化や水素燃料電池の開発も進めています。

評価:買い(Buy)
目標株価:435ドル(現株価:348.21ドル、2月4日時点)
発行元:ジェフリーズ

特に発電部門で予想を上回る売上を達成し、利益率も市場予想を上回りました。北米トラック市場の需要は横ばいから減少傾向にありますが、同社の多角的な事業展開により安定した業績が見込まれています。

エクスパン・エナジー(EXE)

エクスパン・エナジーは、米国最大の天然ガス生産企業で、チェサピーク・エナジーとサウスウェスタン・エナジーの合併によって誕生しました。オクラホマシティに本社を構え、ルイジアナ州ヘインズビルやアパラチア山脈のマルセラス地域に資産を保有しています。

評価:強気買い(Strong Buy)
目標株価:135ドル(現株価:未記載、2月4日時点)
発行元:レイモンド・ジェームズ

近年の低価格環境下においても、掘削済み未完成井(DUC)や順延されたターンインライン(TIL)への投資を積極的に行っており、これにより資本効率の高い成長を実現する体制が整っています。数十年にわたる豊富な在庫とフリーキャッシュフローの成長が見込まれています。

パランティア・テクノロジーズ(PLTR)

パランティア・テクノロジーズは、データ分析と人工知能(AI)技術に特化した企業で、政府機関や大手企業向けに高度な分析プラットフォームを提供しています。特に、国家安全保障、金融、不正検出などの分野で強い競争力を持っています。

評価:買い(Buy)
目標株価:125ドル(現株価:102ドル、2月4日時点)
発行元:BofA証券

人工知能市場の競争が激化する中、パランティアのデータ活用技術やデジタル企業複製技術が差別化要因となっています。データの実用化、高忠実度のデジタルツインの確立、意思決定の迅速化に重点を置いていることが、今後の成長を後押しする要因と見られています。この成長見通しを受け、目標株価は90ドルから125ドルに引き上げられました。

*過去記事はこちら パランティア PLTR

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