2月5日の米国市場で注目された大きく動いた銘柄

2月5日(月)の米国株式市場は、アルファベットの決算の影響が大きくハイテク株が下落しましたが、その後下げ幅を縮め、主要3指標が全て上昇しました。
以下は、5日に注目され、株価が大きく動いた銘柄とその詳細です。

マテル(MAT)

株価変動: +15.33%
詳細: 世界的な玩具メーカーのマテルは、2024年第4四半期決算で市場予想を上回り、売上高16.5億ドル、調整後1株利益35セントを発表。2025年の業績見通しも市場予想を上回る強気な予測となり、株価は急騰しました。代表的なブランドに「バービー」や「ホットウィール」があり、世界中で親しまれています。

ジョンソン・コントロールズ・インターナショナル(JCI)

株価変動: +11.28%
詳細: 暖房・換気・空調機器メーカーのジョンソン・コントロールズ・インターナショナルは、通期業績予想を上方修正し、ダナハー幹部のヨアキム・ワイドマニス氏をCEOに指名。これが好感され、株価が急騰しました。同社は、スマートビルディング技術のリーダーとして、省エネソリューションの提供に注力しています。

スーパー・マイクロ・コンピュータ(SMCI)

株価変動: +7.99%
詳細: AI向けサーバーや高性能コンピューティング(HPC)機器を提供するスーパー・マイクロ・コンピュータは、エヌビディアのブラックウェル・プラットフォームを採用した人工知能(AI)データセンターを本格稼働させたことを発表し、株価は大きく上昇しました。AI分野の成長に伴い、同社の需要は急増しています。
*関連記事「エヌビディア株に追い風!スーパーマイクロの新AIデータセンターがサプライチェーン問題を解決か?

ワークデイ(WDAY)

株価変動: +6.33%
詳細: クラウド型人事・財務管理ソフトウェアを提供するワークデイは、リストラ計画の一環として従業員の8.5%(約1,750人)を削減すると発表。カール・エッシェンバックCEOは、AIへの需要がワークデイの成長を加速させる可能性があると述べ、株価は上昇しました。

ノボ・ノルディスク(NVO)

株価変動: +3.76%
詳細: デンマークの製薬会社であるノボ・ノルディスクは、第4四半期決算で市場予想を上回る業績を発表。糖尿病・減量治療薬「オゼンピック」と「ウェゴビー」の販売が好調でしたが、今後の成長鈍化を予想。しかし、投資家はこの見通しを好意的に捉え、株価は上昇しました。同社は、糖尿病・肥満治療の分野で世界的なリーダー企業です。
*関連記事「【決算速報】ノボ・ノルディスクが市場予想を大幅超え!しかし成長鈍化の懸念も?

アップル(AAPL)

株価変動: -0.14%
詳細: 世界的なテクノロジー企業であるアップルは、中国の国家市場監督管理総局がアプリストアのポリシーおよび開発者への課金について調査を検討しているとの報道を受け、株価は小幅下落。中国市場での規制強化が同社の今後の収益に影響を与える可能性があるとの懸念が広がりました。

パランティア・テクノロジーズ(PLTR)

株価変動: -2.38%
詳細: AIとデータ分析ソフトウェアを提供するパランティア・テクノロジーズの株価は、前日24%急騰し、終値103.83ドル、日中最高値106.91ドルを記録しました。しかし、5日のハイテク株全体の下落を受け、利益確定売りが優勢となり、下落しました。同社は政府機関や企業向けに高度なデータ解析技術を提供しています。
*関連記事「パランティアの株価はどこまで伸びる?最新決算と今後の成長見通しを徹底解説

ウォルト・ディズニー(DIS)

株価変動: -2.44%
詳細: 世界的なエンターテインメント企業であるウォルト・ディズニーは、第1四半期決算で市場予想を上回る結果を発表しましたが、ストリーミングサービス「ディズニー+」の加入者が70万人減少し、1億2500万人となったことが嫌気され、株価は下落しました。

アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)

株価変動: -6.27%
詳細: 半導体メーカーのアドバンスト・マイクロ・デバイセズは、第4四半期の調整後利益が1株当たり1.09ドルとなり、市場予想の1.08ドルを上回りました。売上高は77億ドルで、予想の75億ドルを上回ったものの、データセンター売上が39億ドルと、市場予想の41億ドルに届かず。第1四半期の売上高予想は71億ドルと、市場予想の70億ドルをわずかに上回る水準となりました。
*関連記事「AMDの第4四半期決算発表!データセンター部門の不振で株価急落、その理由とは?

アルファベット(GOOGL)

株価変動: -7.29%
詳細: Googleの親会社であるアルファベットは、2024年第4四半期決算で売上高が964億7000万ドルとなり、市場予想の966億8000万ドルを下回りました。クラウド事業の売上高は前年比30%増の119億6000万ドルでしたが、市場予想の121億9000万ドルを下回りました。また、2025年に750億ドルの設備投資を計画し、人工知能(AI)を活用したジェネレーティブ・イニシアチブの拡大を発表しました。同社は検索エンジン、広告、クラウドコンピューティングなど多岐にわたる事業を展開しています。
*関連記事「アルファベット決算発表:利益ではウォール街の予想を上回るも売上は未達

ウーバー・テクノロジーズ(UBER)

株価変動: -7.56%
詳細: 世界最大級のライドシェア企業であるウーバー・テクノロジーズは、2024年第4四半期の売上高が119.6億ドルとなり、市場予想の117.6億ドルを上回りました。しかし、第1四半期の総予約件数予想が420億〜435億ドルと、市場予想の435億ドルを下回ったことから、投資家の失望を招き、株価は大幅下落しました。

FMC(FMC)

株価変動: -33.53%
詳細: 農業用化学品メーカーのFMCは、第1四半期の売上高を7.5億〜8億ドルと予想し、市場予想の9.57億ドルを大幅に下回ることを発表。前年同期比で16%の減収となる見通しで、顧客の在庫削減と商品価格の下落が影響。これを受け、株価は34%急落しました。


*過去記事 株価変動

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