ディープシークのAIモデル『R1』がもたらす衝撃!メタに潜む成長のカギとは?

2025年1月、人工知能(AI)分野で新たなプレイヤーが注目を集めています。それが中国のディープシークです。同社が開発したAIモデル「R1」に関する話題が広がり、AI業界全体に影響を及ぼしています。この動きが、メタ・プラットフォームズ(META)のような企業にとって好材料となる可能性があるとシティグループのアナリストが指摘しています。

メタの株価上昇と背景

1月28日の米国市場では、正午過ぎの段階でメタ・プラットフォームズの株価が前日比で3%上昇し、680ドルに達しました。終値が659.88ドルを上回れば、史上最高値を更新する見込みです。同社の株価は27日にも1.9%上昇しており、同日にハイテク株が下落したナスダック総合株価指数の流れに逆行しました。

ディープシークがOpenAIの技術を模倣し、わずか600万ドル弱でAIモデル「R1」を開発したという報告が週末に広まりました。このニュースは、AI市場のバブル崩壊を懸念する投資家の間で注目され、27日の市場に混乱をもたらしました。

シティグループの見解とメタへの影響

シティグループのアナリスト、ロナルド・ジョシー氏は、ディープシークのR1モデルがAI製品の開発プロセスを加速させ、投資回収の効率化をもたらすと評価しています。同氏はメタの目標株価を753ドルに設定し、同社株を「買い」としています。

R1モデルがオープンソースで提供されることで、メタがその技術を活用し、自社のAIツールをより効率的に運用できる可能性が示唆されています。メタは2025年に600億~650億ドルの設備投資を計画しており、AIモデルの効率化が進めば、投資ピークに近づいていることを示すシグナルとなる可能性があります。

決算発表とAIモデルの進展

メタ・プラットフォームズは29日の市場終了後、四半期決算を発表する予定です。シティグループは、AIモデルの進展が同社の製品戦略や支出の傾向にどのような影響を及ぼすか注目しています。AI分野における効率化が、今後の売上や投資の動向に重要な役割を果たすと予測されます。

メタ・プラットフォームズの株価や市場戦略の動向は、AI分野における技術革新の影響を測る指標として引き続き注目されています。

*過去記事 メタ・プラットフォームズ

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