株価14%急上昇!ネットフリックスの最新決算が示す驚異の成長力とは?

ストリーミング業界の大手、ネットフリックス(NFLX)が1月21日、第4四半期の決算を発表しました。この報告では、予想を上回る売上と利益を記録し、過去最高の加入者純増数も達成しました。同社の強力な業績が市場にポジティブな影響を与えています。

売上と利益が市場予想を上回る好調な業績

ネットフリックスが発表した第4四半期の1株当たり利益は4.27ドルで、ウォール街のコンセンサス予想である4.21ドルを上回りました。売上は102.5億ドルに達し、コンセンサス予想の101億ドルを上回る結果となりました。この結果により、同社の収益力の強さが改めて証明されています。

過去最高の加入者純増数を達成

同社は第4四半期に1,890万件の有料会員を獲得しました。この数値は、アナリストの予想であった980万件を大きく上回り、ネットフリックス史上最高の純増数を記録しました。この成長は、前期の1,300万件や前年同期の500万件を大きく上回るもので、顧客基盤の拡大が加速していることを示しています。

売上見通しと新たな自社株買いプログラム

ネットフリックスは、2025年の年間売上見通しを435億ドル〜445億ドルの範囲と発表しました。この見通しは、ウォール街の予想である436億5,000万ドルを中間値で上回る内容です。また、取締役会は150億ドルの追加自社株買いプログラムを承認しました。これにより、同社の株主還元策が一層強化される見通しです。

オリジナルコンテンツと値上げの影響

ネットフリックスの加入者増加の要因には、最近リリースされた人気のオリジナルコンテンツやライブイベントが挙げられます。特に注目されたのは『イカゲーム』の第2シーズンやジェイク・ポールとマイク・タイソンの試合です。さらに、同社は米国、カナダ、ポルトガル、アルゼンチンにおいて一部のプランの料金を値上げする方針を発表しました。ただし、値上げの詳細な規模については明らかにしていません。

株価への影響と今後の期待

第4四半期の好業績発表を受けて、ネットフリックスの株価は21日のアフターマーケットで14%上昇しました。同社の株価は過去1年で約80%の上昇を記録しており、成長を維持しています。市場では、競争が減少する中での安定した加入者数の増加やコンテンツ戦略が引き続き同社の強みとして評価されています。

オッペンハイマーのアナリスト、ジェイソン・ヘルフスタイン氏は、ネットフリックスの格付けを「アウトパフォーム」に据え置き、「同社は解約率の改善やコンテンツレバレッジの向上といった恩恵を受けている」と述べました。

まとめ

ネットフリックスの最新決算は、売上、利益、加入者増加の全てにおいて市場の期待を上回る結果となりました。同社はオリジナルコンテンツの強化や戦略的な値上げ、さらに株主還元策を通じて、さらなる成長を目指しています。2025年も同社の動向から目が離せません。

*過去記事はこちら ネットフリックス NFLX

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