1月10日の米国市場で注目された大きく動いた銘柄

1月10日(火)の米国株式市場は大幅な下落を見せました。12月の雇用統計で雇用増加数が市場予想を大幅に上回ったことが主因です。この結果、連邦準備制度理事会(FRB)が今月の追加利下げを見送る可能性が高まったとの見方が広がり、市場全体に売り圧力がかかりました。
以下は、10日に注目され、株価が大きく動いた銘柄とその詳細です。

ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス (WBA)

株価変動: +28.00%
詳細: ドラッグストアチェーン大手のウォルグリーン・ブーツ・アライアンスは、医薬品および日用品の小売販売を主力とする企業です。同社は第1四半期の調整後利益が1株あたり51セントとなり、予想の38セントを大幅に上回りました。また、売上高も予想を上回る395億ドルを達成し、2025年度の見通しを維持しています。

コンステレーション・エナジー (CEG)

株価変動: +25.00%
詳細: クリーンエネルギー供給に特化したコンステレーション・エナジーは、米国最大のクリーンエネルギー会社を目指しています。同社は、非公開企業カルパインの買収を発表し、これにより再生可能エネルギー事業の規模拡大が期待されています。
*関連記事「株価23%上昇!コンステレーション・エナジーのカルパイン買収が市場で注目される理由

デルタ航空 (DAL)

株価変動: +9.00%
詳細: デルタ航空は、世界的な航空サービスを提供する大手航空会社です。同社の第4四半期の調整後利益は1株あたり1.85ドルとアナリスト予想を上回り、2025年の収益見通しについても楽観的な発表を行い、株価が上昇しました。

イオンキュー (IONQ)

株価変動: +6.90%
詳細: 量子コンピュータの開発を手掛けるイオンキューは、先進的な量子計算技術に注力しています。同社の独自技術が市場で評価され、成長期待を受けて株価が上昇しました。

ブロードコム (AVGO)

株価変動: -2.20%
詳細: 半導体およびインフラストラクチャソフトウェアを提供するブロードコムは、技術分野での幅広い製品ラインを持つ企業です。米中技術対立の長期化懸念により、株価が下落しました。

エヌビディア (NVDA)

株価変動: -3.00%
詳細: 半導体大手のエヌビディアは、グラフィックスプロセッサやAI技術に特化した製品を提供しています。バイデン政権による半導体輸出制限の可能性が報じられ、中国市場での影響が懸念され、株価が下落しました。
*関連記事「エヌビディア株、10%の調整局面:短期的な下落の背景と長期的な可能性

アドバンスト・マイクロ・デバイセズ (AMD)

株価変動: -4.80%
詳細: 高性能プロセッサとグラフィックス技術を開発するアドバンスト・マイクロ・デバイセズは、ゲーミングやデータセンター向け製品で知られています。ゴールドマン・サックスによる格下げが影響し、株価が下落しました。
*関連記事「ゴールドマン・サックスがAMDを格下げ、推奨するAI関連株とチップ業界の展望

エジソン・インターナショナル (EIX)

株価変動: -6.50%
詳細: エジソン・インターナショナルは、電力供給を主力とする公益事業会社です。南カリフォルニアでの山火事を受け、同社の電力供給停止措置により、株価が大幅に下落しました。

リゲッティ・コンピューティング (RGTI)

株価変動: -11.00%
詳細: 量子コンピュータの設計および開発に注力するリゲッティ・コンピューティングは、同分野のパイオニア企業の一つです。エヌビディアのCEOによる量子コンピュータの実用化時期に関するコメントが影響し、株価が急落しました。


*過去記事 株価変動

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