12月30日(月)の米国株式市場は、年末とあって利益確定の売りが集中し、株式市場は全体的に低迷しました。以下は、30日に注目され、株価が大きく動いた銘柄とその詳細です。
ボーイング (BA)
株価変動: -2.31%
詳細: 世界最大級の航空機メーカーであるボーイングは、韓国チェジュ航空が運航する737-800型機の墜落事故を受け、株価が2.31%下落しました。この航空機は737 MAXではないものの、過去の737 MAXの墜落事故を思い起こさせ、投資家心理に影響を与えました。
テスラ (TSLA)
株価変動: -3.30%
詳細: 電気自動車（EV）のパイオニアであるテスラは、タイヤ空気圧モニタリングシステム（TPMS）の警告灯に関するリコールを発表しました。この問題で株価は3.30%下落。同社は無料のソフトウェアアップデートを提供する予定です。また、今週1月2日には第4四半期の納車数を発表予定です。
スーパー・マイクロ・コンピュータ (SMCI)
株価変動: -4.07%
詳細: サーバー製造のリーダー企業であるスーパー・マイクロ・コンピュータは、テクノロジーセクター全体の売りに巻き込まれ、4.07%下落しました。年初来では10%の上昇を記録しているものの、依然としてS&P 500で最もボラティリティの高い銘柄とされています。
メタ・プラットフォームズ (META)
株価変動: -1.40%
詳細: 世界最大のソーシャルメディア企業の一つであるメタ・プラットフォームズは、株価が1.40%下落。TikTokを巡る米国政府の規制問題が影響を与えたと見られます。
アップル (AAPL)
株価変動: -1.33%
詳細: 世界有数のテクノロジー企業であり、iPhoneやMacを開発するアップルは、株価が1.33%下落して255.59ドルで取引を終えました。一方で、取引中には258.70ドルまで上昇する場面もあり、時価総額4兆ドルへの期待が高まっています。
パランティア・テクノロジーズ (PLTR)
株価変動: -2.40%
詳細: 主にデータ分析ソフトウェアを提供するパランティア・テクノロジーズは、記録的な高値から調整局面に入り、2.40%下落しました。人工知能やビッグデータ分野での成長が期待されています。
エヌビディア (NVDA)
株価変動: +0.40%
詳細: 人工知能用のGPU（グラフィックスプロセッサ）をリードするエヌビディアは、27日に2.10%下落した後、0.40%反発しました。AI需要の拡大を背景に、2024年には株価が182%上昇しています。
日産自動車 (NSANY)
株価変動: -8.20%
詳細: 日本を代表する自動車メーカーである日産自動車は、ホンダとの合併の噂を背景に株価が8.20%下落しました。両社は2025年6月までに合意を策定し、2026年8月には新形式での上場を予定しています。
＊過去記事 株価変動