ウォール街注目!アマゾンとメタが2025年のトップ投資先に選ばれる理由

ウォール街のアナリストたちは引き続きアマゾン(AMZN)の成長可能性を評価しており、2025年の「ベストアイデア」として同社株を推奨する動きが注目されています。バーンスタインのアナリストであるマーク・シュムリク氏やJPモルガンのアナリスト、ダグ・アンマス氏はそれぞれのリポートで同社株をトップの推奨銘柄として挙げました。

アマゾンの株価は今年52%の上昇を記録し、S&P 500の27%やナスダック総合指数の34%を上回るパフォーマンスを示しました。2025年に向け、さらなる上昇が期待されています。

シュムリク氏の分析:目標株価を引き上げ

バーンスタインのシュムリク氏はアマゾンを「アウトパフォーム」と評価し、目標株価を従来の235ドルから265ドルに引き上げました。これは12月18日の終値220.52ドルから20%の上昇を見込む水準です。同氏は調査メモで、アマゾンが2025年の最も注目すべき銘柄であると指摘しました。

また、アマゾンのクラウドサービス部門であるAWSについて、営業利益率が「売上の増加に伴ってさらに改善する」と予測しています。AWSの売上は2024年第3四半期に前年同期比19%増の275億ドルを記録し、営業利益率も前年同期の30.3%から38.1%に上昇しました。

アンマス氏の評価:さらなる成長の可能性

JPモルガンのアンマス氏もアマゾンを「オーバーウェイト」と評価し、目標株価を250ドルから280ドルに引き上げました。同氏はAWSの成長に強い期待を示しており、これがアマゾンの最も収益性の高い事業であると述べています。AWSと広告収入の成長が利益率の拡大やフリーキャッシュフローの増加を支えると考えられています。

メタへの強気姿勢

アンマス氏はメタ・プラットフォームズ(META)についても2025年の「ベストアイデア」として評価し、目標株価を660ドルから725ドルに引き上げました。同氏は、メタの堅調な売上成長、AI製品の進化、コスト管理、そして「妥当な評価」をその理由にあげています。

また、米国でのTikTok禁止の可能性がメタのアプリ群に有利な競争環境をもたらすとの見方も示されています。メタ株は2024年に75%上昇し、今後も注目されています。

マグニフィセント・セブンの一員としてのアマゾンとメタ

アマゾンとメタはAI分野への積極的な投資から株価の上昇が期待される「マグニフィセント・セブン」の一員です。このグループには、アップル、マイクロソフト、テスラ、エヌビディア、アルファベットなどが含まれています。

アマゾンはAWSを通じて企業向けの生成AIソリューションに注力しており、メタはAI技術を活用した広告およびアプリケーションの提供で他社との差別化を図っています。

その他のアナリストの見解

トゥルイストのアナリスト、ユセフ・スカリ氏も同様に、2025年の注目銘柄としてアマゾンとメタを挙げています。AWSや広告事業の拡大が引き続き収益性を高めると考えられています。

まとめ

アマゾンとメタ・プラットフォームズは、AI技術への投資やクラウド、広告事業の成長を背景に、2025年に向けて引き続き有望視されています。投資家にとって、この二つの銘柄は中長期的なポートフォリオに加えるべき重要な選択肢となっています。

*過去記事はこちら アマゾン AMZN メタ・プラットフォームズ

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