テスラ株急騰!著名アナリストが「650ドル」の強気予想を発表

テスラ(TSLA)の株価が12月16日の米国市場で6.14%上昇し、終値は463.02ドルとなりました。これは、ウォール街の著名なアナリストが目標株価を大幅に引き上げたことが主な要因です。

ウェドブッシュ証券のアナリスト、ダン・アイブス氏は15日に目標株価を従来の400ドルから515ドルへ引き上げました。さらに同氏の「強気な見方」に基づけば、株価は650ドルに到達する可能性があるとのことです。新たな目標株価に達すれば、テスラの時価総額は約1兆7000億ドルに達し、強気シナリオでは約2兆1000億ドルの時価総額となります。

株価の急騰と市場の反応

S&P 500指数は0.38%の上昇となった一方、ダウ平均株価は0.25%下落しましたが、テスラ株は際立った動きを見せました。16日の終値で年初来の上昇率は約86%に達しています。

強気な予測の背景:自動運転技術とAIの進展

アイブス氏は、テスラの自動運転技術とAI分野での進展が、同社の成長を大きく押し上げる要因になると述べています。テスラの最高レベルの運転支援ソフトウェア「フル・セルフ・ドライビング(FSD)」は引き続き改善が進んでおり、ほとんどの運転操作を自動で行うことが可能となっています。ただし現状では、人間の監視が依然として必要です。

競合するアルファベット(GOOGL)のウェイモは、1週間で15万回以上の無人タクシー運行を完了しており、2025年までにさらに多くの都市へ展開する計画です。この競争環境の中で、テスラのAI技術と自動運転の進展が今後の株価成長を支える重要なポイントと見られています。

政策の影響と今後の見通し

アイブス氏は、トランプ大統領の政策が自動運転サービスの展開を加速させる可能性を指摘しています。「今後12〜18カ月の間にテスラの時価総額が2兆ドルに達する動きが始まった」と同氏はレポートで述べており、政策的な追い風がテスラにとって大きな恩恵をもたらすと考えられています。

目標株価と過去の動き

アイブス氏の新しい目標株価515ドルは、ウォール街で最も高いものです。それ以前の最高目標株価は米国大和証券のアナリスト、ジャイラム・ネイサン氏による420ドルでした。

テスラ株は11月5日の選挙以降73%上昇しています。過去に株価が400ドルを超えたのは2021年後半が最後でした。当時のピークは410ドルで、現在の株価水準はそれを超える水準にあります。

テスラ株の今後の展望

16日の高騰により、ダン・アイブス氏が設定した新たな目標株価515ドルまであと約11%の上昇が必要なレベルまで株価は上昇しています。

テスラの自動運転技術、AI活用、そして政策的なサポートが合わさることで、株価のさらなる成長が期待されています。今後も市場の動向とともに、テスラの技術的進化に注目が集まることが予想されます。

*過去記事はこちら テスラ TSLA

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