12月9日の米国市場で注目された大きく動いた銘柄

今週後半に発表されるインフレ率のデータを控え、12月9日(月)の米国株式市場は下落しました。&P 500種指数は-0.61%、ナスダック総合指数も-0.62%の下落となっています。
以下は、9日に注目され、株価が大きく動いた銘柄とその詳細です。

スーパー・マイクロ・コンピュータ (SMCI)

株価変動: +0.52%
詳細: スーパー・マイクロ・コンピュータは、サーバーやストレージソリューションを提供する企業です。ナスダックから年次報告書提出期限の延長が認められ、2025年2月25日までに提出する予定です。同社は期限内の報告を確約し、例外期間中もナスダック上場を維持できると発表しました。この動きを受けて株価は0.52%上昇しました。

テスラ (TSLA)

株価変動: +0.15%
詳細: テスラは電気自動車やエネルギー製品を開発・製造する企業です。株価は0.15%上昇し、389.79ドルを記録しました。6日には5.3%の上昇を見せ、2022年1月以来の高値となっていました。時価総額は1兆2490億ドルに達し、同社の最高記録を更新しました。

エヌビディア (NVDA)

株価変動: -2.55%
詳細: エヌビディアはグラフィックチップやAIプロセッサを手掛ける半導体企業です。同社は中国当局による独占禁止法違反調査の影響を受け、株価が2.55%下落しました。この規制リスクが投資家心理に影響を与えました。
*関連記事「中国、エヌビディアの独占禁止法違反疑惑を調査

アドバンスト・マイクロ・デバイセズ (AMD)

株価変動: -5.6%
詳細: AMDはPCプロセッサやグラフィックチップを開発する半導体企業です。バンク・オブ・アメリカが「買い」から「中立」に格下げした影響で、株価は5.6%下落しました。同社はエヌビディアなど他のAIチップ大手との競争が激化しており、2025年前半にはPCプロセッサの需要が減少するとの予測が出されています。
*関連記事「AMD株が急落!バンク・オブ・アメリカの格下げとAI市場の激戦を徹底分析

パランティア・テクノロジーズ (PLTR)

株価変動: -5.1%
詳細: パランティア・テクノロジーズは、政府機関や企業向けにデータ分析ソリューションを提供するソフトウェア企業です。米国特殊作戦軍との契約を拡大し、3700万ドル相当の1年契約を獲得しました。しかし、短期的な利益確定売りにより株価は5.1%下落しました。同社株は今年に入り334%の上昇を記録しています。
*関連記事「パランティア株が急騰!米政府とのAIパートナーシップ拡大が背景

コムキャスト (CMCSA)

株価変動: -9.5%
詳細: コムキャストはブロードバンドインターネットやケーブルテレビサービスを提供する通信企業です。同社の第4四半期におけるブロードバンド加入者が10万人以上減少した可能性を受け、株価は9.5%下落しました。この結果、成長見通しに対する懸念が高まっています。

ハーシー (HSY)

株価変動: +11%
詳細: ハーシーは米国を拠点とするチョコレートやスナック食品の製造企業です。同社株価は、モンデリーズ(MDLZ)が買収を検討しているとの報道を受け、11%急騰しました。一方、モンデリーズの株価は2.3%下落しました。

アポロ・グローバル・マネジメント (APO)

株価変動: -3%
詳細: アポロ・グローバル・マネジメントは、代替資産運用を行う投資会社です。同社はS&P 500種指数に追加されることが決定しましたが、株価は3%下落しました。今回の動きは短期的な調整の一環と見られています。
*関連記事「アポロ・グローバル・マネジメントとワークデイがS&P 500に追加へ

ワークデイ (WDAY)

株価変動: +5.1%
詳細: ワークデイは企業向けクラウドソリューションを提供するソフトウェア企業です。同社はS&P 500種指数への追加を受け、株価が5.1%上昇しました。その成長性が市場で評価されています。
*関連記事「アポロ・グローバル・マネジメントとワークデイがS&P 500に追加へ

アプラビン (APP)

株価変動: -15%
詳細: アプラビンはモバイルアプリ向け広告プラットフォームを提供する企業です。S&P 500への追加が見送られたことで株価は15%下落しました。同社は時価総額が大きい候補企業でしたが、今回は選出されませんでした。
*関連記事「アプラビンの株価が急落、S&P 500指数への採用見送りが影響

インターパブリック・グループ (IPG)

株価変動: +3.6%
詳細: インターパブリック・グループは、広告やマーケティングサービスを提供する企業です。オムニコムとの株式交換による買収が発表され、株価は3.6%上昇しました。この合併により、世界最大規模の広告代理店が誕生する見込みです。一方、オムニコムの株価は10%下落しました。

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