11月20日の米国市場で注目された大きく動いた銘柄

11月20日(水)の米国株式市場は、エヌビディアの決算に注目が集まる中で各銘柄の明暗が分かれました。以下は、20日に注目され、株価が大きく動いた銘柄とその詳細です。

エヌビディア (NVDA)

株価変動: -0.76%
詳細: エヌビディアは、AIアプリケーション向けチップの大手メーカーで、グラフィックカードやAIチップなどを製造しています。同社は、第3四半期決算を控え株価が0.8%下落しました。市場では1株当たり75セントの利益(前年同期の40セントから増加)および売上高331億5000万ドル(前年181億2000万ドルから増加)が予想されています。投資家の注目点は新型Blackwell AIチップの販売拡大速度です。今年に入り株価は197%上昇しており、高い期待が寄せられています。

ターゲット (TGT)

株価変動: -21.41%
詳細: ターゲットは、全米規模で展開する小売チェーンで、日用品や衣料品、食品などを取り扱っています。同社の第3四半期の1株当たり利益は1.85ドルで、アナリスト予想の2.30ドルを大幅に下回り、21%の急落を記録しました。第4四半期の利益予想も市場予測を下回り、既存店売上高と収益の低迷が深刻化しています。

コムキャスト (CMCSA)

株価変動: +1.58%
詳細: コムキャストは、ケーブルテレビやインターネットサービスを提供する通信大手で、NBCユニバーサルなどのメディア事業も展開しています。同社は、ケーブルテレビネットワーク部門(NBCユニバーサルなど)のスピンオフ計画を発表しました。この事業の年間売上は約70億ドルで、スピンオフ発表を受けて株価は1.58%上昇しました。

キーサイト・テクノロジーズ (KEYS)

株価変動: +8.9%
詳細: キーサイト・テクノロジーズは、電子計測機器を提供する世界的な企業で、通信や自動車、航空宇宙産業向けの製品を製造しています。同社の第4四半期の調整後利益は1株当たり1.65ドルで、アナリスト予想の1.57ドルを上回り、株価が8.9%上昇しました。また、第1四半期予想も売上高12億9000万ドルと市場期待を上回る内容となっています。

スーパー・マイクロ・コンピューター (SMCI)

株価変動: -8.74%
詳細: スーパー・マイクロ・コンピューターは、サーバーやストレージシステムを設計・製造するテクノロジー企業です。同社は、19日の31%急騰後、利益確定売りが入り8.7%下落しました。ナスダック市場への上場維持計画を発表しており、今後の動向が注目されています。

ネットフリックス (NFLX)

株価変動: +1.44%
詳細: ネットフリックスは、世界最大級の動画ストリーミングサービスを提供する企業で、オリジナルコンテンツの制作にも力を入れています。同社は、ジェイク・ポールとマイク・タイソンによるボクシングイベントが1億800万人の視聴者を集めたことを発表し、株価が1.44%上昇しました。このイベントは史上最多視聴者数を誇るストリーミングスポーツイベントとなりました。

ウィリアムズ・ソノマ (WSM)

株価変動: +28%
詳細: ウィリアムズ・ソノマは、高品質なホームグッズやキッチン用品を提供する小売業者です。同社の第3四半期調整後利益が予想を上回り、営業利益率が前年の17%から17.8%に改善したことで株価が28%急騰しました。また、通期見通しの引き上げも投資家心理を後押ししました。

フォード・モーター (F)

株価変動: -2.9%
詳細: フォード・モーターは、世界有数の自動車メーカーで、ガソリン車から電気自動車(EV)まで幅広いラインアップを展開しています。同社はヨーロッパでの従業員14%削減計画を発表しました。主にドイツとイギリスで約4000人を削減する予定で、株価は2.9%下落しました。

*過去記事 株価変動


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