アップスタート株価が17.5%急騰!ウェドブッシュが注目する成長要因とは?

2024年10月に入り、アップスタート・ホールディングス(UPST)の株価は再び注目を集めています。ウェドブッシュのアナリストが同銘柄の格付けを「アンダーウェイト(売り)」から「ニュートラル」に引き上げ、さらに目標株価を10ドルから45ドルに大幅に上方修正しました。この発表を受けて、10月14日午前中の取引で同社株は17.5%も上昇しました。

ウェドブッシュのアナリストによると、「現在の株価はリスクとリターンのバランスが取れている」という見解が背景にあります。特に、以下の要因がポジティブに働くと予想されています。

  • 信用度指標の改善
  • 金利の低下
  • 2024年下半期の業績改善(組成と調整後EBITDAのプラス転換)

これらの要素が、アップスタートの将来性を支えるとされており、同社のAI融資プラットフォームの成長が期待されています。

株価の急変動と市場の反応

アップスタートの株価は極めて変動が激しいことで知られています。過去1年間に5%以上の株価変動が70回もあり、そのボラティリティの高さは投資家にとってリスクとチャンスの両面を持っています。

例えば、28日前に同社が2029年満期の転換社債を発行する計画を発表した際、株価は一時9.8%下落しました。これは、転換社債が普通株式に転換できるため、株式の希薄化に対する懸念が広がったためです。

しかし、長期的に見ると、アップスタートの株価は年初来で41.4%上昇しており、14日には54.96ドルに達し過去52週間の最高値を更新しています。

アップスタートの将来性:今こそ買い時?

ウェドブッシュによる目標株価の引き上げは、アップスタートの今後のパフォーマンスに期待が寄せられていることを示しています。特に、AIを活用した信用審査の仕組みが他の金融業界にも波及する可能性があり、今後の成長が見込まれます。2024年下半期の業績改善が予想されていることも、ポジティブな材料です。

しかし、ボラティリティの高さには十分な注意が必要です。特に株価が激しく変動する銘柄であるため、リスク管理が不可欠です。

まとめ:アップスタートは買いか?

現時点では、アップスタートの株価はリスクとリターンのバランスが取れており、短期的なトレンドに乗る投資家には魅力的な投資先となる可能性があります。しかし、長期的に保有する場合は、アップスタートの業績が金利や信用指標の動向に左右されやすいことも考慮する必要があります。

今、AI技術は多くの企業にとって重要な成長ドライバーとなっています。特に、エヌビディアやAMDといった半導体メーカーは、AI技術の発展によって大きな利益を上げています。アップスタートのようなAIベースの企業も、この流れから恩恵を受ける可能性が高いです。

ただし、投資を検討する際には、リスクとリターンをしっかりと評価し、マーケットの動向を定期的に確認することが重要です。

*過去記事はこちら アップスタート UPST

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