9月17日(火)の米国株式市場はまちまちの動きを見せました。投資家たちは、米連邦準備制度理事会(FRB)が2020年以来初となる金利引き下げに備えて、各銘柄に注目しています。
以下は、17日に注目された銘柄とその詳細です。
インテル (INTC)
- 株価変動: +2.68%
- 詳細: インテルは世界有数の半導体チップメーカーであり、主にコンピュータやデータセンター向けの製品を提供しています。同社はファウンドリー事業の独立子会社化を発表し、Amazon Web Services(AWS)との数十億ドル規模のチップ製造合意により株価が上昇しました。また、米国防総省向けの製造資金として30億ドルを獲得しました。
*関連記事「インテル株価が急上昇!AWSとの提携でAIチップ競争に新たな動き」
マイクロソフト (MSFT)
- 株価変動: +0.88%
- 詳細: マイクロソフトはソフトウェア、クラウドサービス、ハードウェアを提供する世界的なテクノロジー企業です。同社は四半期配当を約11%増額し、取締役会が600億ドル規模の新たな自社株買いプログラムを承認したことで、株価が上昇しました。
*関連記事「株主に朗報!マイクロソフトが配当10%増と600億ドルの自社株買いで利益還元強化」
ヒューレット・パッカード・エンタープライズ (HPE)
- 株価変動: +5.6%
- 詳細: HPEはITソリューションと企業向けのクラウドサービスを提供する企業です。バンク・オブ・アメリカのアナリストが格付けを「中立」から「買い」に引き上げ、コスト削減と市場回復が見込まれるとの理由から株価が急上昇しました。
*関連記事「HPE株価急騰!AIとコスト削減戦略で投資家を魅了」
デル・テクノロジーズ (DELL)
- 株価変動: +1.23%
- 詳細: デルはコンピュータと周辺機器の設計・販売で知られる大手企業です。米国みずほ証券が格付けを「アウトパフォーム」に引き上げ、株価目標を135ドルとしたことが、株価の上昇要因となりました。
*関連記事「アナリストが注目!デルのAIサーバー事業が株価を押し上げる要因とは?」
ソーラーエッジ・テクノロジーズ (SEDG)
- 株価変動: +2.60%
- 詳細: ソーラーエッジは太陽光発電システムの主要コンポーネントを提供する企業です。ジェフリーズによる格下げにもかかわらず、株価は上昇しました。太陽光発電設備の需要が強固であることが株価に反映されています。
ファーガソン・エンタープライズ (FERG)
- 株価変動: +4.99%
- 詳細: 配管資材の流通業者であるファーガソン・エンタープライズは、第4四半期の調整後利益が市場予想を上回り、5%上昇しました。2025年度の売上成長率は1桁前半と見込まれています。
モデルナ(MRNA)
- 株価変動: +4.1%
- 詳細: 新型コロナワクチンで知られるバイオテクノロジー企業であるモデルナは、カナダ政府が同社の新型コロナウイルスワクチン「スパイクバックス」を6か月以上の個人向けに承認したことを受け、4.1%上昇しました。
*過去記事 株価変動