株価上昇一服のエヌビディア:今後のAI重要の高まりと競争の激化

エヌビディア(NVDA)の株価は、9月16日(月)の米国市場で1.95%下落し、116.78ドルで取引を終了しました。人工知能(AI)チップの大手メーカーであるエヌビディアは、先週の5営業日では12%の上昇を記録していました。年初来で見ると、株価は驚異的な136%の上昇を遂げており、この日株価の上昇が一服したものの、その成長の勢いが続いています。

エヌビディアの成長を支えるAI需要の高まり

エヌビディアの急成長の背景には、クラウドコンピューティングやソフトウェア企業がAI関連の投資に大きな関心を寄せている点が挙げられます。最近ではオラクル(ORCL)が、企業が人工知能モデルの開発に1000億ドルを費やすとの見通しを示しており、エヌビディアのチップに対する需要がさらに高まると予測されています。

最近の株価推移を見ると、エヌビディアは堅調な動きを見せており、今後もAI市場の成長が期待されています。

オラクルのAIスーパーコンピュータ計画

さらに、オラクルはエヌビディアの次世代Blackwellチップを131,072個搭載したAIスーパーコンピュータを構築する計画を発表しています。この動きは、AIインフラの先駆者であるエヌビディアが引き続き市場をリードすることを示唆しています。

マホニー・アセット・マネジメントのCEO、ケン・マホーニー氏も、「エヌビディアは、AIに関連するあらゆる分野の震源地にあり、同社はこれまで、そして今後もこの動きの恩恵を受け続けるだろう」と述べ、同社の将来性に太鼓判を押しています。

競争が激化するAIチップ市場

しかし、一部の投資家は、ビッグデータセンターにおけるチップの種類を多様化する動きに注目しています。例えば、新興企業のGroqは、サウジアラビアの石油企業であるアラムコと提携し、現地に巨大なデータセンターを建設して、AIのコンピューティングパワーを提供する計画を発表しました。Groqは、AIモデルの推論プロセスにおいて、同社のチップがエヌビディアのGPUよりも優れていると主張しています。

*過去記事はこちら  エヌビディアNVDA

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