9月12日(木)の米国株市場は、8月の米生産者物価指数が予想より落ち着いていたことを受けて、上昇しました。投資家の間では、来週のFRB会合での利下げ期待が高まっています。以下は、12日に大きく動いた主要銘柄です。
エヌビディア (NVDA)
- 株価変動: +1.92%
- 詳細: エヌビディアの株価は1.92%上昇し、前日の8%上昇に続き、強いパフォーマンスを見せました。同社のCEOであるジェンスン・フアン氏は、新しいBlackwellチップの展開について言及し、顧客の投資利益率(ROI)に対する期待を高めています。フアン氏は、「需要が非常に強く、当社のコンポーネントや技術が顧客に大きな影響を与えている」と述べ、将来の成長に自信を示しました。
モデナ (MRNA)
- 株価変動: -12.36%
- 詳細: モデナは、mRNA技術を用いたワクチンメーカーとして知られ、パンデミック時にはCOVID-19ワクチンで注目されました。今回、2025年から研究開発費を20%削減し、一部の新薬プログラムを一時停止することを発表。営業コスト削減が進む一方、投資家の反応は冷ややかで株価が下落しました。
ワーナー・ブラザース・ディスカバリー (WBD)
- 株価変動: +10%
- 詳細: ワーナー・ブラザース・ディスカバリーは、映画やテレビ番組の制作・配信を手掛けるエンターテインメント企業です。チャーター・コミュニケーションズとの配給契約の早期更新が市場に好感され、株価が急上昇しました。
ボーイング (BA)
- 株価変動: +0.89%
- 詳細: 航空機の設計・製造を行うボーイングは、商用航空機の他、防衛産業にも進出しています。労働者との新しい労働協約に関する投票を控えており、その期待感から株価が小幅上昇しました。
マイクロン・テクノロジー (MU)
- 株価変動: -3.8%
- 詳細: マイクロンはメモリ半導体を製造する大手企業で、AI関連技術にも注力しています。BNPパリバが同社の目標株価を140ドルから67ドルに引き下げ、2025年まで他社に劣後する可能性を示したことで、株価は下落しました。
*関連記事「マイクロン株、BNPパリバの格下げで急落!今後の展望とリスクとは?」
シグネット・ジュエラーズ (SIG)
- 株価変動: +11%
- 詳細: シグネット・ジュエラーズは、北米最大の宝飾品小売企業で、さまざまなジュエリーブランドを展開しています。第2四半期の業績が予想を上回り、既存店売上高がプラスに転じたことが株価上昇を後押ししました。
クローガー (KR)
- 株価変動: +7.1%
- 詳細: クローガーは、全米で展開する食料品チェーンであり、特に大規模なスーパーマーケットを運営しています。来店客数の増加により第2四半期の業績が予想を上回り、株価は7.1%上昇しました。
ロク (ROKU)
- 株価変動: +5.7%
- 詳細: ロクはストリーミングメディアプレーヤーを製造し、コンテンツ配信プラットフォームも展開しています。ウォルフ・リサーチが評価を引き上げたことを受けて株価が上昇しました。
*過去記事 株価変動