テスラ株が急騰!最新FSDと自動運転技術がもたらす未来とは?

電気自動車(EV)のリーダーであるテスラ(TSLA)の株価は、最新の自動運転技術に対する期待感から9月5日の米国市場で5%あまり上昇しました。特に、同社が発表したフル・セルフ・ドライビング(FSD)ソフトウェアのヨーロッパおよび中国での販売計画が大きな注目を集めています。

モルガン・スタンレーのアナリストが高評価

5日の株価上昇の一因には、モルガン・スタンレーのアダム・ジョナス氏がテスラを「最も推奨する自動車銘柄」として挙げたことが大きく影響しています。同氏は、テスラの目標株価を310ドルとし、同社の格付けを「買い」と評価しました。テスラは自動運転技術において他社をリードしており、この分野での成長が株価にとってプラス要因になると同氏は指摘しています。

FSDの最新アップデートが投資家を魅了

テスラは、2025年第1四半期からFSDソフトウェアをヨーロッパと中国で販売開始する計画を発表しました。このソフトウェアは、自動運転の最先端技術を搭載しており、駐車や後退を含む高度な運転支援機能が特徴です。また、テスラはサイバートラックのドライバー向けに、今月からFSDを利用可能にするとも発表しています。

さらに、2024年10月には、全てのテスラのドライバーに対して、FSDの最新アップデートが提供される予定です。最新バージョンは12.5から始まるもので、より高度な運転支援機能を提供します。これにより、テスラは完全自動運転車に向けた重要な一歩を踏み出すことが期待されています。

FSDの普及がテスラの収益性を押し上げる可能性

FSDソフトウェアは、米国では月額99ドルで提供されており、ドライバーがこのサービスを選択することで、テスラの収益性が大きく向上する可能性があります。テスラのFSDは、現在でも運転手が100%の時間運転に集中する必要がありますが、今後の技術進化により、真の自動運転車が実現する日も近いとされています。

テスラは10月10日に開催予定の「ロボットタクシー・デー」で、さらに詳しい自動運転技術のデモンストレーションを行う予定です。同社は、FSDソフトウェアを活用した自動運転タクシーのネットワーク構築を目指しており、この取り組みは投資家からも注目されています。

テスラ株のパフォーマンスと今後の展望

テスラの株価上昇は、イーロン・マスク氏の「ロボットの未来」に関するツイートも一部影響しており、テスラがAIを搭載したロボット開発に注力していることを示しています。マスク氏は、このロボット事業が将来的にテスラの自動車事業と同等の規模になる可能性があると予想しています。

ただし、テスラ株は7月23日の第2四半期決算発表以降、約6%下落している状態です。特に、2024年上半期の車両販売台数が前年比で約7%減少したことが投資家心理に影響を与えています。しかし、販売成長率の改善や完全自動運転の実現が今後の株価上昇を支える要素となる可能性があります。


まとめ

テスラの株価は、自動運転技術の進化とAIロボット開発に対する期待から上昇傾向にあります。今後もFSDの普及やロボット事業の進展に注目が集まり、テスラの株価はさらなる上昇を見せる可能性が高いと予想されます。投資家は、これらの要因を注視しながら、長期的な視点で投資判断を行うことが求められます。

*過去記事はこちら テスラ TSLA

最新情報をチェックしよう!
>

幸せな生活作りのための米国株投資。
老後資産形成のための試行錯誤の日々を報告していきます。
皆様の参考になれば幸いです。

CTR IMG