8月23日の米国市場で注目された大きく動いた銘柄

2024年8月23日、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長が、労働市場の冷え込みとインフレ率が目標の2%に近づいていることを理由に、中央銀行が金利引き下げを検討する可能性があると発言しました。この発言を受けて、米国株式市場は堅調に上昇し、多くの企業の株価が大きく動きました。以下は、23日に注目された銘柄とその詳細です。

テスラ(TSLA)

株価変動:+4.59%

詳細:テスラは、電気自動車(EV)およびエネルギーソリューションの開発と販売を行う米国企業です。23日に株価が4.6%上昇した主な要因は、FRBの金利引き下げ見通しです。金利の低下により、自動車ローンの金利が下がることで、EVの購入が促進されると期待されています。また、同社の財務部門トップであるスレエラ・ベンカタラトナム氏の退社が報じられ、経営陣における最近の変動も市場の注目を集めました。

ワークデイ(WDAY)

株価変動:+12.49%

詳細:ワークデイは、人事および財務管理ソフトウェアを提供するクラウドベースの企業です。第2四半期の収益と売上高がアナリスト予想を上回り、株価が12.5%急騰しました。同社は今後数年間の強い成長見通しを示し、特に国際市場での成長機会を強調しています。2026年度と2027年度には、年間サブスクリプション成長率が15%に達する見込みです。

ロス・ストアーズ(ROST)

株価変動:+1.76%

詳細:ロス・ストアーズは、衣料品や家庭用品を割引価格で販売するオフプライス小売業者です。同社は第2四半期の売上がアナリスト予想を上回り、株価が1.8%上昇しました。既存店売上高は4%増加し、アナリスト予想を上回る結果となりました。同社はこの結果を受けて、会計年度の業績見通しを上方修正しました。

カバ・グループ(CAVA)

株価変動:+20%

詳細:カバ・グループは、地中海料理を提供するファスト・カジュアル・レストランチェーンです。同社は第2四半期の売上高がアナリスト予想を上回り、前年同期比で大幅に増加しました。これを受けて、株価は20%急騰しました。また、2024年の業績見通しを上方修正し、今後の成長への期待が高まっています。

インテュイット(INTU)

株価変動:-6.83%

詳細:インテュイットは、財務管理ソフトウェアや税務ソフトウェアを提供する企業で、TurboTaxやQuickBooksなどが主力製品です。同社の株価は6.8%下落しました。第4四半期の決算は予想を上回りましたが、第1四半期の売上成長率予測が市場の期待を下回ったため、短期的な成長への懸念が浮上しました。しかし、通期の業績見通しは依然として強気です。

ペロトン・インタラクティブ(PTON)

株価変動:+6.37%

詳細:ペロトン・インタラクティブは、在宅フィットネス機器および関連サービスを提供する企業です。同社は第4四半期の赤字が縮小したことを報告し、株価が6.4%上昇しました。事業転換計画が進行中であり、業績改善への期待が高まっていますが、J.P.モルガン証券は同銘柄を「ニュートラル」に格下げし、目標株価を引き下げました。

ロク(ROKU)

株価変動:+12%

詳細:ロクは、インターネット接続型テレビのストリーミングプラットフォームを提供する企業です。グッゲンハイムのアナリストが同社を「買い」に格上げし、目標株価を75ドルとしたことで、株価が12%上昇しました。広告収益の拡大とホームスクリーンの収益化に向けた取り組みが進行中であり、第3四半期の収益発表に向けて期待が高まっています。

ワービー・パーカー(WRBY)

株価変動:+12%

詳細:ワービー・パーカーは、オンラインと実店舗で眼鏡やサングラスを販売する企業です。JMP証券が同社の株式を「アウトパフォーム」に格上げし、目標株価を20ドルとしたことを受けて、株価が12%上昇しました。投資家は、今後の成長への強い期待を抱いています。

*過去記事 株価変動

最新情報をチェックしよう!
>

幸せな生活作りのための米国株投資。
老後資産形成のための試行錯誤の日々を報告していきます。
皆様の参考になれば幸いです。

CTR IMG