ライドヘイリング会社であるウーバー・テクノロジーズ(UBER)が、最新の四半期業績で予想を上回る業績を発表しました。これにより、同社の株価は8月6日の米国市場で12%近い上昇を見せました。
ファクトセットのデータによると、ウーバーは第2四半期に1株当たり47セントの利益を計上し、ウォール街の予想31セントを大きく上回りました。売上高も107億ドルと、アナリストのコンセンサス予想の105億7000万ドルを上回っています。同社はモビリティ部門で25%、デリバリー部門で8%の増収を報告しましたが、運賃収入は横ばいでした。
総売上高は前年同期比19%増の399億5000万ドルとなり、予想の396億3000万ドルを上回りました。ウーバーのダラ・コスロシャヒ最高経営責任者(CEO)は、決算発表において「ウーバーの成長エンジンは、6四半期連続でトリップ数が20%以上の伸びを記録し、記録的な収益性を達成した」とコメントしました。
第3四半期の見通しも明るい
ウーバーは第3四半期の予約総額を402億5000万ドル〜417億5000万ドルと予測しており、これは恒常為替レートベースで前年同期比18%〜23%の伸びを示しています。アナリストの予想は411億8000万ドルでした。
他の関連業界の動向
宅配会社のドアダッシュ(DASH)は、先週発表した四半期決算で予想を上回る損失を報告しましたが、総注文数は前年同期比で19%急増しました。同社の株価は6日に2%近く上昇しました。
まとめ
ウーバー・テクノロジーズの第2四半期業績は、売上高や利益面でウォール街の予想を上回り、株価の大幅な上昇につながりました。今後も成長が見込まれるウーバーは、投資家にとって注目すべき企業と言えます。他のライドヘイリングや宅配サービス企業も好調な業績を報告しており、関連市場全体に対する期待が高まっています。