第2四半期の好調決算で株価急上昇:AMDのAI事業の成長戦略とは?

  • 2024年7月31日
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アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)は、7月30日の市場終了後に発表した2024年第2四半期決算でウォール街の予想を上回り、株価が急上昇しました。今回の発表により、AMDは引き続き成長を続けることが期待されています。

第2四半期の業績ハイライト

ファクトセットのデータによると、AMDは第2四半期の調整後1株当たり利益(EPS)を69セントと発表しました。これはウォール街のコンセンサス予想である68セントを上回る結果です。また、売上高は58億ドルとなり、アナリスト予想の57億ドルを超えました。

さらに、AMDは今四半期の売上高ガイダンスを発表し、アナリスト予想の66億ドルに対して67億ドルのレンジの見込みを発表しました。このガイダンス上方修正が市場に好感され、株価が時間外取引で一時8%上昇しました。

AI事業の加速と今後の展望

AMDのリサ・スー最高経営責任者(CEO)は、「当社のAI事業は加速を続けており、Instinct、EPYC、Ryzenプロセッサーの需要に牽引され、下半期に力強い収益成長を実現する体制が整っている」と述べています。生成AIの急速な進歩により、あらゆる市場でのコンピュート需要が増加しており、AMDはその需要を満たすリーダーシップAIソリューションを提供しています。

特に注目されるのは、データセンター向けAIグラフィックス・プロセッシング・ユニット(GPU)であるMI300です。AMDは、この製品を通じてAIプロジェクトやAIアプリケーションを強化し、データセンター市場での地位を強化しています。

アナリストや投資家との電話会議で、スーCEOはデータセンター向けAI GPUの売上高が2024年には45億ドルを「超える」と予想し、4月に示した40億ドルのガイダンスを上方修正しました。

まとめ

AMDは、第2四半期の業績発表で市場予想を上回り、AI事業の成長を加速させています。リサ・スーCEOのリーダーシップの下、Instinct、EPYC、Ryzenプロセッサーなどの製品が需要を牽引し、今後も力強い売上成長が期待されます。データセンター向けGPUであるMI300を通じて、AI市場での競争力を高めるAMDの今後に注目です。

*過去記事はこちら  AMD

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