テスラ(TSLA)の株価は、最近の格下げにもかかわらず、7月26日の取引開始時に上昇し、その後はほぼ横ばいで取引を終了しました。この動きにはいくつかの理由があります。
業績と市場の期待
テスラは、第2四半期に1株当たり52セントの利益を報告しましたが、ウォール街の期待は61セントでした。このミスにより、目標株価の引き下げやアナリストの格下げが相次ぎました。フィリップ・セキュリティーズのアナリスト、ジョナサン・ウー氏は格付けを「リデュース」から「売り」に引き下げ、目標株価を145ドルから135ドルに修正しました。
格下げと市場の反応
ウー氏は、価格、関税、利益率の圧力を格下げの理由に挙げましたが、相次ぐ格下げによって株価は今週下げており、織り込み済みとして同氏の発表はあまり影響を与えなかった模様です。
それでも最近の5営業日で見ると株価は8%下落。今年に入ってからの下落率は11.5%です。
業績の詳細と今後の展望
四半期の業績は予想より悪くなかったものの、リストラ費用や規制クレジットの売上が予想を上回り、アナリストの予測に非常に近いものとなりました。これにより、テスラ株は決算後の安値から5ドルほど持ち直しました。
今後の注目点:ロボットタクシー
テスラのロボットタクシー・イベントは日は10月10日に行われる予定で、投資家は自動運転タクシーの実用化と収益化に関する情報を期待しています。ロボットタクシーと自動運転車はテスラの投資家にとって大きな注目ポイントであり、第2四半期決算までにテスラ株は約3000億ドル、時価総額を増やしました。
まとめ
テスラ株は、格下げや第2四半期の業績ミスにもかかわらず、市場で一定の支持を維持しています。ロボットタクシーに対する期待が、今後の株価動向に大きな影響を与える可能性があります。投資家は、今後の展望と自動運転技術の進展に注目し続けるものと思われます。
*過去記事はこちら テスラ TSLA