アップルのAI搭載iPhoneがもたらす売上増加への期待と懸念

ウォール街では、アップル(AAPL)の待望の人工知能(AI)を搭載したiPhoneアップデートが売上を押し上げると期待されています。しかし、バークレイズのアナリスト、ティム・ロング氏は、アップルの株価を再び「売り」と評価しました。その一方で同氏は、アップル(AAPL)の目標株価を164ドルから187ドルに引き上げました。それでもこれは、7月24日の終値218.54ドルから約14%の下落を意味します。

新しいiPhoneアップデートの期待

ロング氏は他の多くのアナリストと同様に、新しいアップデートがiPhone 15 Pro、Pro Max、および将来のモデルにのみ有効になるという予想に同意しています。生成AIの変更にアクセスできないiPhoneが多数存在するため、多くの顧客が新しいデバイスを購入するだろうというコンセンサスが形成されています。

売上見通しと競争の影響

iPhoneはアップルの総売上の大部分を占めていますが、競争の激化と消費者のプレッシャーにより、2023年の売上は2022年から減少し、2024年も減少すると予想されています。しかし、ファクトセット調べのアナリストのコンセンサス予想は、2025年にはiPhoneの売上が増加すると予測しています。

J.P.モルガンの見解

J.P.モルガンのアナリスト、サミック・チャタルジー氏は、アップルが2025年度からAIリプレースサイクルを本格化させ、2026年度に向けてさらにステップアップする予定であると述べています。同氏は、アップル株の目標株価を245ドルから265ドルに引き上げ、格付けも「オーバーウェイト」としています。

アナリストの評価

ファクトセットが調査した47人のアナリストのうち、32人が「買い」、12人が「ホールド」、3人が「売り」と評価しています。ほとんどのアナリストはアップル株に強気の姿勢を示しています。

ロング氏の懸念

では、なぜティム・ロング氏は数少ない弱気派なのでしょうか?同氏は、iPhone16のAI機能がバリュエーションを正当化するほどのアップグレードサイクルを推進するには十分でないと考えています。アップル株は現在、12ヶ月先利益の31.4倍で取引されており、これは5年平均の25.4倍を上回っています。

高いバリュエーションへの懸念

ハイテク株はAIに関連する企業の株が買い占められたため、高いバリュエーションを記録していますが、こうしたバリュエーションが過熱しすぎているとの懸念が強まっています。最近ではメガキャップのハイテク株からのローテーションが進んでいるため、こうしたバリュエーションに対する批判が主流となっています。

今後の見通し

投資家たちは、8月1日に予定されているアップルの第3四半期決算を心待ちにしています。iPhoneの需要の強さは、投資家が高い株価評価がまだ理にかなっているかどうかを判断する重要な指標となります。

*過去記事はこちら アップル AAPL

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