目標株価150ドル!データドッグの成長戦略を読み解く

データドッグ(DDOG)の株価は今年に入り6.7%高とあまり振いませんが、エバコアISIのアナリストであるカーク・マテルネ氏は、同社の株価が上昇する準備が整っていると述べています。

エバコアISIのカバー開始と目標株価

カーク・マテルネ氏は、7月15日にデータドッグのカバレッジを開始し、目標株価を150ドルに設定しました。この目標株価は12日の終値から17%の上昇を意味します。同氏の見解によれば、データドッグは「成熟し、今後12ヶ月から24ヶ月の間に、より安定したコンパウンダーとなることができる」とのことです。

保守的なガイダンスと投資家の関心

データドッグは歴史的に保守的なガイダンスを提供しており、現在のところソフトウェア株への投資家の関心は高くないように見受けられます。しかし、マテルネ氏は「(下期)以降を見据えた場合、リスクとリターンは上振れの可能性が高い」と述べています。この背景には、データドッグの総アドレス可能市場の継続的な拡大や新しいAI製品に関するオプション性があります。

人工知能(AI)の影響

マテルネ氏は、生成AIのトレンドが最終的にデータドッグにもたらす影響について明るい見方を示しています。生成AIは「より多くのデータをより多くの層にわたって分析する必要性を生み出す」ため、データドッグのプラットフォーム戦略に反映されるとしています。このAI技術は短期的な起爆剤にはならないものの、長期的には成長のベクトルとして機能すると同氏は考えています。

データドッグの強みと成長予測

マテルネ氏は、データドッグの「観測可能性とプラットフォーム・アーキテクチャの強み」を高く評価しています。これにより、データドッグはセキュリティやアナリティクスなど、関連する総アドレス可能市場に進出し、長期的な成長見通しの恩恵を受ける可能性があると同氏は考えています。

投資家へのメッセージ

全体として、消費水準が安定し、データドッグが同社製品を多数採用する顧客からより多くの利益を得ることができれば、マテルネ氏の予想とコンセンサスには上振れがあると見込まれます。

同氏の目標株価150ドルは、2026年の売上高に対する企業価値の倍率13倍に基づいています。この倍率は「他の大型高成長株と同水準であり、当社の収益と営業利益率の前提の両方に対して、ある程度の上振れの可能性を想定している」と述べています。

*過去記事はこちら データドッグ DDOG

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