割安感が魅力!2024年に注目すべきバロンズ誌推薦の7銘柄

  • 2024年7月9日
  • 2024年7月9日
  • BS余話

今年、株式市場において主要銘柄は素晴らしいパフォーマンスを見せましたが、S&P500指数を維持するためには他の銘柄も追随する必要があります。S&P500指数は今年に入り17%近く上昇していますが、これを支えるためには、他の銘柄の活躍が重要です。投資家にとっては、どの銘柄が下半期に好調を維持できるかが大きな問題となっています。

バロンズ誌が注目する7銘柄

バロンズ誌は、ウォール街のセンチメントが改善し、業績予想が上昇し、市場を大きくアウトパフォームしていない7つの銘柄を挙げています。これらの銘柄は以下の通りです。

  1. 3M(MMM)
  2. デュポン(DD)
  3. ユナイテッド航空(UAL)
  4. ハンティントン・インガルス・インダストリーズ(HII)
  5. フリーポート・マクモラン(FCX)
  6. シンクロニー・ファイナンシャル(SYF)
  7. デジタル・リアルティ・トラスト(DLR)

ウォール街のセンチメント改善と業績予想の上昇

3ヶ月前、これら7銘柄の「買い」推奨比率は42%でしたが、現在では60%に上昇しています。S&P500構成銘柄の平均「買い」推奨比率が約56%であるのに対し、6大テック株(エヌビディア、マイクロソフト、アルファベット、メタ・プラットフォームズ、アマゾン・ドット・コム、アップル)の平均「買い」推奨比率は約86%に達しています。ウォール街は依然として大手企業を好んでいるようです。

パフォーマンスとバリュエーションの比較

6大テック株の年初来平均リターンは約49%であり、S&P500構成銘柄の平均リターンは6%にとどまっています。一方で、センチメントが改善した上記7銘柄のリターンは約13%であり、S&P500全体の年初来リターンの17%を下回っています。

業績予想の上昇と利益成長率

ウォール街がこれら7銘柄に注目する理由の一つは、業績予想が過去3ヶ月間で約11%上昇したことです。これは6大テック株の5%増、インデックス全体の平均的な2024年予想に変化がないことと比較しても顕著です。

また、7銘柄の長期的な利益成長率予想は平均約8%であり、総合指数とほぼ同じですが、6大テック株の約11%には及びません。

割安感と投資機会

投資家は成長率が低い分、割安と感じています。7銘柄の平均取引価格は、今後12ヶ月間の予想利益の15倍であり、S&P500の平均倍率が約22倍、6大テック株が31倍近くで取引されていることを考えると魅力的です。

まとめ

高いバリュエーションにもかかわらず、大手6社のハイテク株は引き続き堅調なパフォーマンスを維持する可能性があります。しかし、将来的にアウトパフォームが期待できる銘柄を見つけることは非常に魅力的な投資戦略です。ウォール街のセンチメントが改善し、業績予想が上昇しているこれら7銘柄に注目することは、投資家にとって賢明な選択と言えそうです。

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