AIトレンドを活かした割安株:セールスフォースとウーバーに注目!

  • 2024年7月8日
  • 2024年7月8日
  • BS余話

近年、AI関連銘柄が株式市場で急騰を続けています。しかし、急速な上昇は反動としての下落に対して脆弱です。AIはハイテク業界だけでなく、銀行や運輸などあらゆるセクターに影響を与える広範なトレンドです。そこで、割安でありながらこのトレンドの恩恵を受ける銘柄をエバコアが探し出しています。

エバコアのストラテジストによる銘柄スクリーニング

このほど、エバコアのストラテジストは、AIサービスを提供する企業やAIを活用して事業の効率化を図る企業をリストアップしました。これらの企業は、予想利益成長率を調整するとS&P500に比べて割安です。現在、S&P500は昨年10月の最安値から35%上昇しており、エヌビディア(NVDA)のような銘柄もピークに近い位置にあります。これらの高値銘柄は投資家の過剰な買いで利益確定売りに晒されやすいのが現状です。そんな中、エバコアがスクリーニングした銘柄の中でも以下の2社は、まだ最高値を大きく下回っており非常に魅力的です。

セールスフォース(CRM):割安な成長株

セールスフォースは、売上高が予想に届かなかったため株価が史上最高値から16%下落しています。しかし、同社のAI強化製品は企業が販売機会を特定するためのコスト削減を目指しており、広く受け入れられつつあります。アナリストは、2027年までに年間売上高が500億ドル強まで2桁台前半で成長すると予測しています。また、同社の利益率は上昇し、収益を押し上げると期待されています。

ファクトセットによると、アナリストはセールスフォースが2027年までに利益を毎年14%成長させ、1株当たり14.56ドルになると予測しています。現在、セールスフォースの株価は、予想PERが25倍と割安であり、EPS成長率のわずか1.7倍です。
*過去記事「セールスフォース決算速報:株価急落の背景と投資家への影響

ウーバー・テクノロジーズ(UBER):成長を続ける割安株

ウーバーは、株価が最高値から9%下落しており、割安感があります。こちらもアナリストによる今後2年間のEPS成長率は二桁増と予想されています。同社は今後3年間、毎年63%ずつ利益を伸ばし、1株当たり3.75ドルになると予想されています。売上高はライドシェアリングとフードデリバリーの普及によって、今年の430億ドルから2027年には630億ドルに成長すると見込まれています。

ウーバーはAIを駆使したデータ分析により、消費者のニーズに応じたサービス提供や効率的なルート選定を行っています。これにより、同社は市場シェアを回復し、利益率を拡大させています。現在、ウーバーの株価は今後12ヶ月間の予想利益の47倍で取引されており、今後の株価上昇が期待されます。

*過去記事「バロンズ推奨!次の下落相場で狙うべき米国株6銘柄

まとめ:注目すべき割安株

セールスフォースとウーバーは、AIトレンドに乗る割安な銘柄として注目すべきです。彼らはそれほど割高ではなく、収益を伸ばすポテンシャルがあります。これらの銘柄は、投資家にとって魅力的な選択肢と言えます。

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