エヌビディア株再び急上昇!アナリストも強気予想を続々発表

エヌビディア(NVDA)の株価が再び上昇しています。直近の調整局面を乗り越え、連日の上昇を見せています。大方のアナリストがエヌビディアに対して強気の見方をしており、約4分の3が「買い」と評価しています。しかし、エヌビディアの決算後の大幅な株価上昇を考慮した目標株価の更新は遅れがちです。そんな中でも二人のアナリストが6月26日の市場開始前に目標株価を引き上げました。

アナリストの目標株価引き上げ

カンター・フィッツジェラルドのC.J.ミューズ氏は、エヌビディアの目標株価を140ドルから175ドルに引き上げました。ミューズ氏は「今日ほど技術革新のペースが速く、それに伴うコンピュート・コストの削減を見たことはない」と述べています。エヌビディアの株価は、25日の市場で6.8%上昇した後、26日のプレマーケットでも2%近く上昇しています。

エヌビディアの優位性と競争力

ミューズ氏は、エヌビディアのライバルが「キャッチアップゲーム」に陥っていると指摘し、同社の「規模を拡大した明確な技術的後押し」により、さらなる株価上昇を期待しています。同氏は、エヌビディアの市場機会についても言及し、データセンターへの支出に占める割合から、情報技術全体の支出、ひいては国内総生産(GDP)に占める割合への変化の可能性を示唆しています。これは、エヌビディアが「AIのユビキタス化」を推進するためです。

AIの技術革命は非常に新しいため、定量的な事例を見つけるのは容易ではないとしつつも、顧客に「明確な(損益上の)利益をもたらすAIの実装に関する数多くの定性的な事例」があると述べています。エヌビディアはソフトウェア、フルシステムアプローチ、迅速な製品供給、パフォーマンスを通じて優位性を誇り、ミューズ氏は同社の競争力を高く評価しています。

シティ・リサーチの評価

シティ・リサーチのアティフ・マリク氏もエヌビディアの目標株価を126ドルから150ドルに引き上げました。同氏は「AIエージェント」の将来の可能性について勇気づけられていると述べています。AIエージェントは意思決定や自律的な行動が可能で、チャットボットを超える存在です。マリク氏は、「AIエージェントは潜在能力をフルに発揮すれば、企業による強力な投資を促進することができる」としています。

このトレンドはエヌビディアにとって注目すべきものであり、特にエヌビディアのデータセンター向け売上の約40%を占める推論領域において、AI投資の次のフロンティアとなり得ると同氏は考えています。

まとめ

エヌビディアの株価は再び上昇基調にあり、アナリストたちはその成長性を強く評価しています。技術革新とAIのユビキタス化を背景に、エヌビディアの株価は今後も上昇が期待されます。

*過去記事はこちら  エヌビディアNVDA

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