J.P.モルガンのアナリスト、レジナルド・スミス氏とチャールズ・ピアース氏は、ショッピファイ(SHOP)の株価が下落した今が絶好の投資の機会だと主張しています。同氏らは6月11日に発表したレポートで、ショッピファイのカバレッジを開始し、「オーバーウェイト」の格付けと74ドルの目標株価を設定しました。
ショッピファイの株価は11日に1.3 %上昇し、終値は63.82ドルでした。ダウ・ジョーンズ・マーケット・データによれば、株価は11日連続で高値を更新し、2015年までのデータに基づくと過去最長の連騰記録を達成しています。
ショッピファイの競争優位性
アナリストのレポート「見逃せないオンラインセール」では、ショッピファイの製品の幅広さ、使いやすさ、規模が業界をリードする成長を促進し続ける競争上の優位性であると述べています。
J.P.モルガンはショッピファイの未来を楽観視するいくつかの理由を挙げています。
- 巨大なEコマース市場への参入
J.P.モルガンは、ショッピファイが現在Eコマース市場の約11%しか獲得していないと考えています。「シェアが1ポイント増加するごとに、年換算で6億ドル近い売上が見込める」としています。 - 研究開発への積極的な投資
ショッピファイは研究開発に多額の投資を行い、競合他社を凌駕しています。この投資により、最先端の技術を活用したサービスを提供し続けることが可能となっています。
最新の決算発表と株価の動向
先月、ショッピファイは会計年度第1四半期で予想外の赤字に転落し、物流事業の売却が第2四半期の売上の伸びを圧迫すると警告しました。5月8日の四半期決算発表以来、株価は約18%下落しています。
まとめ
ショッピファイは、その競争優位性と市場シェアの拡大ポテンシャルを背景に、依然として投資家にとって魅力的な銘柄です。特にJ.P.モルガンのアナリストによる強気の見通しを考慮すると、現在の株価下落は買いの好機と捉えることができます。最新の市場動向を注視しながら、今後のショッピファイの動向に注目していきましょう。
*過去記事はこちら ショッピファイ SHOP