クラウドストライクの第1四半期決算:予想を上回る業績と今後の見通し

クラウドストライク・ホールディングス(CRWD)は6月4日の市場終了後に、4月に終了した会計年度第1四半期決算を発表しました。予想を上回る業績を報告し、決算発表後の時間外取引で株価は7%近く上昇しています。

売上高と利益の概要

クラウドストライクの第1四半期の売上高は9億2100万ドルで、前年同期比34%の増加を記録しました。これは、クラウドストライクのガイダンス範囲である9億200万ドル〜9億600万ドル、およびファクトセット調べのアナリストのコンセンサス予想の9億500万ドルをいずれも上回る結果となりました。

調整後の利益は1株当たり93セントで、ガイダンスの範囲である89~90セント、およびコンセンサス予想の89セントを上回りました。一般に公正妥当と認められた会計基準(GAAP)では1株当たり17セントでした。また、フリーキャッシュフローは前年同期の2億2740万ドルを上回る3億2250万ドルとなりました。

年間経常収入とサブスクリプション収入の成長

クラウドストライクの年間経常収入(ARR)は33%増の36億5,000万ドルに達し、新規ARRも22%増の2億1,200万ドルとなりました。サブスクリプション収入は34%増の8億7220万ドルとなり、同社の成長を強く裏付ける結果となりました。

今後の見通し

クラウドストライクは、2025年1月期の売上高を39億7,600万ドル〜40億1,100万ドルと予想し、前回予想の39億2,500万ドル〜39億8,900万ドルから上方修正しました。今四半期の調整後利益は1株当たり3.93ドル〜4.03ドルに増加し、従来予想の1株当たり3.77ドルから3.97ドルを上回る見通しです。

同社はまた、7月期の売上高を9億5810万ドル〜9億6120万ドルと予想し、アナリストのコンセンサス予想の9億5500万ドルを上回る見通しを示しています。調整後の利益は1株当たり98セント〜99セントで、コンセンサスの91セントを上回るとしています。

CEOのコメント

クラウドストライクのCEOであるジョージ・カーツ氏は声明で、「クラウドストライクは、勢いと並外れた強さをもって新しい会計年度を迎えた」と述べています。

株価の動向

クラウドストライクの株価は、直近1ヶ月では2%安と低迷していますが、年初来では20%の上昇、過去1年では100%の上昇を記録しています。

まとめ

クラウドストライクは、第1四半期の決算で予想を上回る成績を残し、今後の成長見通しも明るいものとなっています。セキュリティ・ソフトウェア市場における同社の強みと勢いは、引き続き投資家の関心を引きつけるものと思われます。今後の動向にも注目です。

*過去記事はこちら クラウドストライク CRWD

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