エヌビディア株急落!次なる上昇の鍵はコンピューテックス・カンファレンス

エヌビディア(NVDA)の株価は、5月30日に急落し3.8%安の1,105ドルとなりました。この下落は市場全体にも影響を及ぼし、S&P 500種株価指数も0.6%の下落を記録しました。それでも、エヌビディアの株価は今年に入ってから約123%の上昇を見せており、S&P 500種株価指数の9.8%の上昇率やナスダック総合指数の11.5%の上昇率を大きく上回っています。

エヌビディアの株価上昇の背景

エヌビディアの株価は、第1四半期の決算報告後に1,000ドルを突破し、その後も上昇を続けています。特に、イーロン・マスク氏の人工知能スタートアップ「xAI」が既存のAIリーダーに対抗するためにエヌビディアのハードウェアに多額の投資を行うとの期待から、株価はさらに押し上げられました。

今後の注目ポイント:コンピューテックス・カンファレンス

エヌビディア株のさらなる上昇を期待する株主にとって、今週末に台湾で開催されるコンピューテックス・カンファレンスが重要なイベントとなります。特に、6月2日に予定されているジェンスン・フアンCEOの基調講演「新たな産業革命」に注目が集まっています。この講演では、エヌビディアの最新技術や今後の展望について語られる予定で、株価の再上昇のきっかけとなる可能性があります。

また、カンファレンスでは、エヌビディアとコラボレーションを行う他の企業からのニュースも期待されます。主要なチップメーカーのCEOも登壇予定で、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)のリサ・スー氏やインテル(INTC)のパット・ゲルシンガー氏も参加します。

エヌビディアの財務状況と顧客構成

ファクトセットによると、エヌビディアは現在、1年後の予想利益の約41.1倍で取引されており、これは過去5年間の平均39.5倍を若干上回っています。

エヌビディアは5月29日に公表した10-Q報告書で、第1四半期の売上の10%以上を占める2つの間接的な顧客が存在することを明らかにしました。UBSのアナリスト、ティモシー・アーキュリ氏は、マイクロソフト(MSFT)が2024会計年度の売上の19%を占め、同社にとって最大の間接顧客である可能性が高いと述べています。

まとめ

エヌビディアの株価は30日に急落したものの、今後の展望には依然として注目が集まっています。特に、今週末のコンピューテックス・カンファレンスでのジェンスン・フアンCEOの基調講演が、株価の再上昇のきっかけとなる可能性があります。

*過去記事はこちら  エヌビディアNVDA

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