データセンター需要拡大!シーゲイトとウェスタン・デジタルに注目が集まる理由

  • 2024年5月15日
  • 2024年5月15日
  • BS余話

クラウドコンピューティングの需要が急速に拡大している中、ディスクドライブの大手メーカーであるシーゲイト・テクノロジー(STX)ウェスタン・デジタル(WDC)が注目を集めています。両社は、マイクロソフトやアマゾン・ウェブ・サービシズなどの大手クラウドプロバイダーからの旺盛な需要の恩恵を受けています。

シティのアシヤ・マーチャント氏は、ストレージ業界が「循環的な回復期に入りつつある」と指摘し、特にデータセンターとクラウドコンピューティング市場の成長により、今後数年間でこのセクターの堅調な成長が見込まれると述べています。

シーゲイトとウェスタン・デジタルの株価見通し

マーチャント氏は、シーゲイトの株価が5月13日の終値から18%上昇し、110ドルに達すると予測しており、ウェスタン・デジタルについても、目標株価90ドルで27%の上昇が見込まれると報告しています。これは、過去の需給不均衡からの回復と、業界内でのポジション強化が要因です。

業界の将来予測と株価評価

シティは現在、TrendFocusなどの業界データを引用し、ストレージ・メディア業界の総売上は、2026年までの今後3年間で、複合年間成長率約25%の成長を遂げると予測しています。これにより、シーゲイトとウェスタン・デジタルはさらなる成長の機会を迎える可能性があります。

さらに、ウェスタン・デジタルは、ハードディスク・ドライブ事業とフラッシュ事業を2つの異なる上場企業に分割する計画を進めており、これが株価上昇の一因となっています。この動きは、投資家にとってさらなる魅力的な投資機会を提供するかもしれません。

他のアナリストの評価

他のアナリストも最近、このセクターを楽観視しています。ローゼンブラット証券のケビン・キャシディ氏、米国みずほ証券のビジェイ・ラケシュ氏、エバコアISIのアナリスト、アミット・ダリヤナニ氏はここ数週間、ウェスタン・デジタル株の「買い」を推奨しています。

*過去記事「エヌビディアに変わる新星? ウェスタン・デジタル株に注目

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