エヌビディアの株価、新チップ「ブラックウェル」で新高値突破か?

エヌビディア(NVDA)は今年後半に新しいブラックウェル・ハードウェアの販売を開始すると予想され、株価はそこから上昇局面に入る可能性があります。UBSのアナリスト、ティモシー・アーキュリ氏によれば、この新技術は12月に出荷が始まる見込みで、株価には明るい未来が待っているかもしれません。

エヌビディアの最新動向と株価の現状

エヌビディアの株価は、今年に入り約76%の上昇を見せていますが、過去1ヶ月では2.8%の下落と、このところは調整局面を迎えています。しかし、過去5営業日では5.5%上昇し、4月初めに800ドルを割り込んで以来の損失を帳消しにしました。ブラックウェル・チップの発売に向けた期待で株価は回復傾向にあります。しかし、株価はまだ過去52週の最高値である947ドルには到達していません。

ブラックウェル・チップの可能性

エヌビディアのCEO、ジェンスン・フアン氏によると、新しいブラックウェル・チップは、同社の既存のHopperチップと比較して、4分の1のグラフィック処理ユニット数でAIモデルを訓練でき、消費電力も大幅に削減されると言います。これにより、エヌビディアはより効率的な製品を市場に提供し、エネルギーコストの削減にも寄与することが期待されています。

市場とアナリストの見解

ティモシー・アーキュリ氏は、「ブラックウェルの出荷開始は、当初想定していた10月より遅れる可能性があるが、その影響は短期的なもので、長期的には強い需要が見込まれる」と述べています。さらに、同氏はエヌビディアの「買い」の格付けを維持し、目標株価を1,100ドルから1,150ドルに引き上げました。この目標株価は、エヌビディアの2025年の予想利益41.04ドルを基に、株価収益率28倍で算出されています。

まとめ

エヌビディアの株価は新しいブラックウェル・チップの発売に向けて、投資家にとって注目の的となっています。テクノロジー進化の最前線に立つエヌビディアの動きから目が離せません。

*過去記事はこちら  エヌビディアNVDA

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