エヌビディア株価反転!TSMCのAI半導体需要増加がもたらす影響

4月18日、エヌビディア(NVDA)の株価は0.8%上昇し、846.71ドルで取引が終了しました。この上昇は、TSMCとして知られる台湾セミコンダクタ・マニュファクチャリング(TSM)からのポジティブなニュースが背景にあります。TSMCは、AI半導体の需要が前年同期比で大幅に増加したことを発表し、エヌビディアにとっても好材料となりました。前日17日にはASMLホールディング(ASML)の業績不振が影響し、半導体セクター全体が苦戦し、エヌビディアの株価は3.9%の大幅な下落を記録していました。

TSMCの業績と市場への影響
TSMCは、AI関連半導体の売上が全体の10%以上を占め、2028年までには20%まで増加すると予測しています。これにより、データセンター向けGPU、AIアクセラレータ、CPUなど、エヌビディアが得意とする製品の需要がさらに高まることが予想されます。

また、TSMCはCoWoSと呼ばれる高度なチップ・パッケージング技術の能力を2024年末までに倍増させる計画を確認しましたが、現在の能力不足を完全に解消できるのは来年になるだろうと述べました。CoWoSは、エヌビディアの最高性能のAI半導体を製造するために必要な技術です。

将来の課題と機会

エヌビディアにとっての潜在的な課題の一つは、TSMCが価格を上げざるを得ない状況になっていることです。TSMCは決算発表後のアナリストとの電話会議で値上げせざるを得なくなることを強くほのめかしました。これは、アリゾナ州に650億ドルを投じて半導体製造工場を建設していることと関連している可能性があります。TSMCの創業者であるモリス・チャン氏は、米国で半導体を製造するには台湾に比べて少なくとも50%以上のコストがかかると警告しています。エヌビディアは、最終的にはTSMCの米国施設から半導体を調達する見込みだと述べています。

*過去記事はこちら  エヌビディアNVDA

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