アップル株価13%ダウンでも諦めるな!専門家が語る上昇のシグナル

2024年、アップル(AAPL)の株価は、これまで13%ダウンという落ち込みを見せています。しかし、楽観的な視点を持つアナリストたちは、将来的なカタリスト(市場変動を促す要因)が株価を押し上げる可能性を指摘しています。この見解は、特にウォール街が中国でのiPhone販売不振、米国における反トラスト法違反訴訟、EV自動車プロジェクトの閉鎖報道、そして生成型AI開発の遅れに関する問題で頭を悩ませている中で、一筋の光明を投げかけています。

2023年には株価が約50%も上昇したアップルですが、2024年はその勢いを保てずにいます。4月8日の終値は168.45ドルで、昨年10月以来の安値となり、12月につけた過去最高値198.11ドルを15%下回りました。しかし、過去12ヶ月のチャートを見ると、株価は200ドル付近で抵抗線にぶつかっていることがわかります。169ドル付近は、トレーダーが株を買いに来る水準であるサポートレベルであり、これが潜在的な反発のシグナルと見なされています。

アナリストたちの見解

フェアリード・ストラテジーズの創設者であるケイティ・ストックトン氏は、アップル株がサポートラインに達したことはポジティブな兆候だと指摘。しかし、もし株価が今後2週間で169ドルを下回るようであれば、161ドル付近に下値支持線が形成されるリスクがあると警鐘を鳴らしています。

一方で、ウェドブッシュ証券のダン・アイブズ氏は、アップル株に対して引き続き強気の立場を保持。「アウトパフォーム」の格付けで250ドルの目標株価を維持しており、特に今後予定されている重要イベントが株価を押し上げる要因となると見ています。アップルの成長転換の種は既に植えられており、6月に予定されている世界開発者会議(WWDC)や、秋のiPhone 16発売が、それを育て上げるカタリストになると同氏は考えています。iPhone 16によるアップグレードサイクルを中心にしたペントアップ(抑えられた)需要が2億7000万台を超える可能性があると同氏は指摘しています。

BofA証券のワムシ・モーハン氏もまた、アップルに対して楽観的です。SensorTowerの最新データに基づくと、App Storeの売上が前年比で10%増加し、再加速の兆候を見せているとのこと。同氏は目標株価を225ドルとしています。

まとめ

アップル株は2024年に苦戦しているものの、アナリストたちは未来に向けて楽観的な見通しを持っています。株価の現在の下落は、過去の成功がもたらす一時的な調整かもしれません。投資家たちは、アップルが提供する革新的な技術と、市場におけるその持続的な影響力に注目し続ける必要があります。アップルの成長戦略と今後の製品発表により、株価は再び上昇の道を歩むかもしれません。

*過去記事はこちら アップル AAPL

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