エヌビディア（NVDA）の株価が3月12日の市場で5%を超える上昇を見せて、注目を集めています。この急騰は、人工知能（AI）市場における同社の重要性が再確認されたことによるものです。特に、エンタープライズソフトウェア大手のオラクル（ORCL）が発表した決算報告が、この動きを後押ししています。
オラクルの決算報告が示すAI市場の好調
エヌビディアのグラフィックス・プロセッシング・ユニット（GPU）の市場が好調であることを、オラクルも強調しました。オラクルは、最新四半期にエヌビディアと新たなクラウド・コンピューティング・インフラ契約を結び、来年度には設備投資を拡大する予定です。これは、AI半導体への需要が持続することを示唆しています。
エヌビディアとオラクルの今後の展望
エヌビディアにとって、今後の大きなイベントは、18日に開幕するGTC開発者向けイベントです。オラクルのサフラ・カッツCEOは、「来週、エヌビディアと共同で非常に素晴らしい発表がある」と述べ、業界内での期待を高めています。この発言は、チップ供給不足によってエヌビディアの顧客離れが起こるとの懸念を和らげています。
エヌビディアの株価は2024年に急上昇
エヌビディアの株価は、今年70%を超える上昇を見せており、S&P 500種株価指数の7.3%上昇、ナスダック総合指数の6.7%上昇と比較しても、そのパフォーマンスは際立っています。この急騰は、AI技術の進化と市場におけるその適用範囲の拡大が背景にあります。
まとめ
エヌビディアの株価上昇は、AI市場の成長が引き続き、その中で同社が重要な役割を果たしていることを示しています。オラクルの決算報告と予定されているGTC開発者向けイベントが、市場の注目を集め、エヌビディアの株価にさらなる動きをもたらす可能性があります。AI技術への投資が続く中、エヌビディアはこの先進技術分野でのリーダーとしての地位を確固たるものにしています。
＊過去記事はこちら エヌビディアNVDA