データドッグの第4四半期決算:予想を上回る業績と投資家の成長懸念

データドッグ(DDOG)は2月13日の市場開始前に第4四半期の財務報告を発表し、1株当たり44セントの調整後利益を達成しました。これは、アナリストのコンセンサス予想である1株当たり43セントを上回る結果です。売上高は前年同期比26%高の5億9000万ドルで、ファクトセット調べのアナリストのコンセンサス予想5億6900万ドルを上回りました。この数字は、データドッグの堅調な業績を示していますが、同時に投資家の間で成長の持続性に対する懸念も浮かび上がっています。

データドッグの驚異的な成長とその将来

2019年9月に上場したデータドッグは、現在フォーチュン500社の42%を顧客としており、2022年の37%から増加していると述べています。同社はこれまで驚異的な成長を遂げており、2022年の売上高は63%増、2021年は71%増でした。しかし、2023年の売上成長率が27%にとどまり、投資家は今後の成長ペースに疑問を持っています。

2024年の財務予測と投資家の反応

データドッグは2024年の売上高見込みを最大25億7500万ドルと発表しましたが、これはアナリストの予想である25億8600万ドルを下回るものでした。また、2024年の調整後利益は1株当たり1.38ドル〜1.44ドルと予想されていますが、これもアナリストが予想していた1.77ドルには届きません。このような予測は、一部の投資家にとって失望の材料となりました。

人工知能(AI)に対する経営陣の楽観的見解

一方で、データドッグの経営陣は、人工知能(AI)の技術がビジネスにどのように貢献できるかについて楽観的な見方を示しています。CEOのオリビエ・ポメル氏は、同社の年間経常収益の約3%がAIを利用してきた企業によるものであると述べ、将来的にはこの機会が大きくなると考えています。

決算発表後の株価の動き

データドッグの株価は13日の市場で3.86%安の129.65ドルで取引されていますが(米国東部時間1:42PM現在)、このような変動は短期的なものであり、長期的な投資判断には慎重な分析が必要です。データドッグが持続的な成長を続け、AIなどの新技術を活用してビジネスの拡大を図ることができるかどうかは、今後の市場の動向と共に注目されるポイントです。

*過去記事はこちら データドッグ DDOG

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