クラウドフレア(NET)の株価は、最新の四半期決算報告で市場の予想を大幅に上回ったことを受け、2月8日のアフターマーケットで24%高と大幅な上昇を記録しています。
2023年第4四半期の業績ハイライト
- 純損失の縮小:クラウドフレアの第4四半期の純損失は2790万ドル(1株当たり8セント)となり、前年同期の4590万ドル(1株当たり14セント)から改善されました。
- 調整後EPSの増加:調整後1株当たり利益は15セントと、ファクトセットによる市場アナリストの予想の12セントを上回り、前年の6セントから大幅に増加しました。
- 売上高の成長:売上高は32%増の3億6300万ドルに達し、アナリスト予想の3億5300万ドルを上回りました。
CEOマシュー・プリンスのコメント
マシュー・プリンスCEOは、パイプラインの成約率、営業部隊の生産性、平均取引規模が前四半期比で大幅に改善したことを強調しました。同氏は、「今年を締めくくるに当たり、大口顧客との強固なモメンタム、公共部門における大きな進展、Cloudflare Oneの成長により、当社のビジネスは好調に推移しました」と述べ、マクロ経済の不確実性の中でも顧客が消費を続けていることを確信しています。
今後の見通し
- 今四半期の売上高予想:3億7250万ドル〜3億7350万ドル、調整後EPSは13セント。ファクトセット調べのコンセンサス予想はそれぞれ3億7200万ドルと12セントでした。
- 通期の見通し:売上高は16億4800万ドル〜16億5200万ドル、調整後EPSは58セント〜59セント。ファクトセット調べのコンセンサス予想は、売上高16億5000万ドル、調整後EPS54セントでした。
このガイダンスは、クラウドフレアがいかに効率的に運営されているかを示すものであり、同社の将来性に対する投資家の期待を高めています。
まとめ
クラウドフレアの最新決算は、同社が成長軌道に乗っていることを強く示しています。市場の予想を上回る業績は、投資家にとって好材料であり、今後の株価動向にも大きな影響を与えそうです。クラウドフレアがこれからも業界のイノベーターとしてどのように展開していくのか、注目が集まります。
*過去記事はこちら クラウドフレア(NET)