1月18日に第2四半期決算の速報を発表して株価が30%を超える上昇を見せたスーパー・マイクロ・コンピュータ(SMCI)が29日に第2四半期決算を発表しました。
スーパーマイクロの好決算と株価急騰
第2四半期決算の内容は折り込み済みでしたが、市場を驚かせたのは来期の見込み。同社の第3四半期の売上高予想は、37億ドルから41億ドルへと引き上げられ、調整後の一株当たり利益(EPS)も5.20ドルから6.01ドルへと上方修正されました。これらの数字は、市場アナリストの予想を大幅に上回るもので、ファクトセット調べのアナリストのコンセンサス予想では売上高29億ドル、調整後EPS4.61ドルと見込まれていました。
CEOの展望と新しいパートナーシップ
チャールズ・リャンCEOは、同社の成功の背景には、新しいパートナーの獲得と既存エンドカスタマーからの継続的な支持があると述べました。特に、スーパーマイクロのAIコンピュータプラットフォームとトータルITソリューションへの需要が増加しています。
通期見通しの上方修正
スーパーマイクロはまた、通期見通しを上方修正し、同社製品が引き続き市場シェアを獲得していると述べました。アナリストが138億ドルと予想していたのに対し、スーパーマイクロは143億ドル〜147億ドルの通期売上を見込んでいます。以前の見通しでは、売上高は100億ドル〜110億ドルとしていました。
株価の動き
決算発表を受けて30日のプレマーケットでスーパーマイクロの株価は10.8%高の548.6ドルと高騰しています。2024年に入ってからの上昇率はまだ1ヶ月も経っていないのに74.4%、1年前からは585.3%も上昇しています。
*過去記事はこちら スーパー・マイクロ・コンピュータ SMCI