ネットフリックス:加入者数で予想を大幅に超える! 第4四半期決算の分析

ネットフリックス(NFLX)は1月23日のマーケット終了後に第4四半期決算を発表しました。売上高が予想を上回り、加入者数も大幅に増加したことを受け、時間外取引で株価は大幅高となっています。

第4四半期決算のハイライト

  1. 加入者数の大幅増加: 第4四半期にネットフリックスは1,310万人の新規加入者を獲得し、全世界での加入者数は2億6,030万人に達しました。これは同社予想の870万純増を大きく上回る数値です。
  2. 地域別の成長: 特に注目すべきは、ネットフリックスが米国とカナダで281万世帯、欧州・中東・アフリカ地域で505万世帯、中南米で235万世帯、アジア太平洋地域で291万世帯の加入者を追加したことです。
  3. 売上高と利益の分析: 12月期の売上高は前年同期比12.5%増の88億ドルで、会社予想をわずかに上回りました。一方で利益は19億7,600万ドル(1株当たり2.11ドル)で、予想をわずかに下回りましたが、非現金費用の影響が含まれています。
  4. 2024年の楽観的な見通し: ネットフリックスは、2024年全体として為替調整後で「健全な2桁台の売上成長」を見込んでいます。
  5. 新たな収益源への投資: 広告付きプランが新規契約数の40%を占め、今後の成長の重要な要素となる見込みです。

株価の反応と市場の見方

  • 株価の上昇: 決算発表後の時間外取引で株価は8.5%上昇しました。これは市場がネットフリックスの業績に対して肯定的な反応を示していることを意味します。
  • 長期的な肯定的な見方: ネットフリックスの株価は過去12ヶ月で50%以上上昇しており、パスワード共有の取り締まりや低価格の広告付きサブスクリプションへの消費者の関心拡大などが進展しています。

ネットフリックスの戦略と将来展望

  • 自社株買いと財務戦略: ネットフリックスは当四半期に25億ドルの自社株買いを実施し、今後も財務強化を図っています。
  • 新たなコンテンツ契約: 2025年1月から始まるプロレス番組「Raw」の10年間50億ドルの契約は、新しいコンテンツ戦略の一環です。

まとめ

ネットフリックスの第4四半期決算は、同社の強固な市場地位と将来の成長の可能性を明確に示しています。加入者数の増加、売上高の伸び、新たな収益源の開拓など、投資家にとってポジティブな要素が多く見受けられます。

*過去記事はこちら ネットフリックス NFLX

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